持久力系競技のトレーニングと菜食主義に基づく食事の関係について①

2021年05月13日 | めし

【今日のラン稽古】スケジュール休です。

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標記の件、Training Peaksの記事を日本語化したものです。引用元はこちらです。

 

5月10日の記事の続きに相当します。ちょっと長いので、幾つかに分割して掲載します。

 

久力系競技のトレーニングと菜食主義に基づく食事の関係について

By Cynthia Sass(スポーツ栄養士) on Training Peaks

 

 多くのアスリートにとって、乳製品は馴染み深い食品であろう。しかし、それを根本的に見直す時期が到来しているのかも知れない。以下に知っておいて欲しい情報を掲載する。

 

 なお本稿は、NPO法人”Switch4GoodCynthia Sass氏の共同投稿である。

 

 指導者/アスリート達にとって、持久力系競技のトレーニングと食事の関係に関する記事はストレッサー(≒ストレス源)となり得る。摂取する食事の重さ/熱量/栄養比等の数値に敏感な向きもいるし、「最高の結果をもたらすより良い食品」という食品業界の宣伝に振り回された苦い経験を思い出す向きもいる。ホエイプロテインの粉末の流行に始まり、チョコレートドリンクを疲労回復用の飲料とするという考えに至る迄、乳製品に重きを置くというのも過去数十年に渡る業界?の流行であった。スポーツ栄養と乳製品の基本について理解を深めるべく、Switch4GoodCynthia Sass氏にインタビューした。

 

:何故、指導者とアスリートは栄養摂取に関し共通認識を有する必要があるのか?

 

Cynthia Sass氏(以下CS:栄養(摂取)とは、スポーツ医学というパズルを構成するピースの一つである。身体(=肉体+心理)が発揮する運動能力を最高とするには最適な栄養摂取が必要であると共に、栄養摂取は運動後の疲労回復促進/故障の予防/免疫機能の強化/体組成の最適化を左右する要因でもある。簡潔に言えば、栄養摂取はトレーニングの内容と並んで運動能力を決定する主要な因子である。食事内容が貧弱であれば、良い結果を出すのは不可能である。だからこそ指導者/アスリート達は、科学的知見に基づいた正確な栄養情報を共有するのが重要となる。食品に関する噂話/誤った情報の流出元にとって、アスリート達は格好の標的である。

 

:中〜高強度の運動後速やかに食料を摂取する必要性とは?

CS運動がより長時間/より高強度となるに連れ、終了後速やかに身体を疲労回復させる為に食料を摂取することがより重要となる。その目的は、トレーニングで消費した栄養成分を補うと共に、損傷した身体各部の修復に必要な栄養成分を摂ることである。運動が1時間以上に及ぶ場合/高強度の内容を含む場合、栄養的に有益な食品を運動終了後1時間以内に摂るのが理想である。

 


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