基板サイズ

先に開示した、TAKACHI TD6-11-3Nの部品配置にしたときに、いれられる基盤の最大サイズを検討します。
TAKACHI TD6-11-3Nの内側の幅は、上面近くは58㎜、底面近くは60㎜ですので、
中央深さの位置で59㎜あります。ユニバーサル基盤は2.54㎜ピッチのものを使用するので、
59mm / 25.4mm = 23.22... で、23穴分（有効穴数22穴）までとなります。
少し余裕を持っておきたいのと、横の有効穴数を奇数にしたいので、基盤のサイズは22穴(有効穴数21穴)とします。

ここが、TAKACHI TD6-11-3Nを使用するメリットで、HAMMOND　1590Bだと、中央深さの位置で横幅が56㎜なので、
2.54㎜ x 22穴 = 55.88mm がギリはいる（加工精度を考えると微妙）、中央より上面よりだと入らないことになります。

基盤の高さは、46mmまで入るので、46mm / 2.54mm = 18.11... なので18穴分(有効穴数17)

よって、ユニバーサル基盤のサイズは、有効穴数　21穴 x 17穴　となります。

Sunhayato 2.54mm pitchユニバーサル基盤　ICB-96 55穴ｘ40穴から、ちょっと頑張れば５枚取りできます。

使用パーツ

ちなみに、機構部品には、以下のものを使用しています。これら以外のものを組み込む場合には、寸法が合わない可能性があります。

フットスイッチ（３PDT　オールタネート）
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-17590/

DCジャック
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-08629/
本体を内側から配置して、ネジを外側から止められることと、内部の厚みが大きくないことがポイント。

フォンジャック（モノラル）
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-15401/
絶縁タイプではないやつ。

フォンジャック（ステレオ）
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-15402/
絶縁タイプではないやつ。

可変抵抗器
https://eleshop.jp/shop/g/gC1H363/
直径16㎜ですが、厚みが9.3㎜と薄めなのがポイント。
あと、軸は6㎜で、ローレットじゃないやつ。べつにローレットでもいいんですが、好みで。

ノブ
https://eleshop.jp/shop/g/gE34361/
小さいマイナスドライバで固定します。
可変抵抗器の軸がローレットの場合は、ノブもローレットタイプで。

LEDブラケット
https://eleshop.jp/shop/g/gK5T121/
3㎜の砲弾型LEDと組み合わせて使います。

ノブのレイアウト

エフェクターを自作するときって、基盤上の部品実装が終わっても、まだそこから、
アルミケースに穴あけして、入出力ジャックや３PDT、LED、DCジャックなどの取付、配線がのこっていて、大変ですよね。
ただ、エフェクターが変わっても、それらは共通なので、基盤だけ差し替えられるように私はしています。
また、先の投稿のように、筐体にはあらかじめ５個の穴をあけておき、使っていない穴は、ラベルを貼って隠すようにしています。
ノブが６個以上のエフェクタもなくはないですが、大概のものはこれでこと足りると思います。
（もちろん、ワウペダルとか、グラフィックイコライザとかは無理ですけど。）

実際に穴あけしてみました

1. 型紙をプリンタでA4に印刷し、はさみで切って、TD6-11-3Nに貼り付けます。


2. ふつうは、ポンチでドリル位置を決めるのですが、私は面倒くさいので、直接ドリルで穴あけします。
　最初は2㎜であけます。



3. 次に、紙をはがして、3.5㎜で開けます。最後に5㎜で開けます。


4.リーマーで5㎜の穴を、適宜、6㎜～12㎜に広げていきます。位置がずれていないか時々確認しながら。


5.基盤や部品を装着したところ。


6.つまみもつけてみました。


7.内部の様子

穴あけ用型紙

先日紹介した、TAKACHI TD6-11-3の寸法図にしたがって、実際に穴あけするときに使う型紙を共有します。

著作権は私にありますが、自由にご利用ください。ただし一切の責任は負いません。
また、改変、二次配布しても構いませんが、改変した場合はその内容をお知らせください。