9月8日に96歳で死去したイギリスのエリザベス女王。歴代国王で最長の70年の在位期間を誇り、多くの国民に敬愛された。
その国葬は9月19日午前11時(日本時間午後7時)からロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われることが発表された。この日は月曜だが、英国全土が休日となる。
9月14日に、女王の遺体はウェストミンスター宮殿(→こちら)のホールに安置され、一般の人が追悼する期間が設けられる。
死去後、女王の遺体を納めたひつぎは、13日にエディバラからロンドンのバッキンガム宮殿に移送され、14日から国会議事堂としても利用されているウェストミンスター宮殿内のホールに安置され、国民の弔問を受け付ける予定だ。
下記の図および動画は、ロンドン市内の移送ルートおよびその様子。
(注:動画映像時間は58分と長い)
ロンドンには仕事で何回か訪れている。2000年に訪れた時の思い出ブログ:→こちらの弊ブログおよびこちらの弊ブログ
葬儀が行われるウェストミンスター寺院は、大英国家の歴史が大事に保存されている文化遺産です。
11世紀に創立された教会で、英国でもっとも高いゴシック建築です。殆どの国王たちはここで戴冠し、ある者は死後、主祭壇の隣か聖エドワード聖廟の近くに葬られています。(戴冠式の椅子の周りはお棺がいっぱい並んでいる。)
また、入り口には歴代の政治家の記念碑もあり、詩人たちのコーナー(入り口から主祭壇をはさんだ反対側)には多くの作家(シェークスピアなど)、俳優、音楽家(ヘンデルなど)たちが栄誉を与えられ、彼らのレリーフが飾られている→こちらなどのサイト
<追記>
9月19日(月)午後8時15分~8時55分に、NHKテレビで国葬の模様が生中継されるようだ。また、同日午後6時~8時50分に、NHKBS1でも国葬が生中継される。
<追記2>
エリザベス女王の国葬、王室関係者や要人ら参列
国葬:エリザベス女王の棺、ウィンザー城へ
エリザベス女王の国葬(詳細):9月19日の映像とその時間帯:こちらのNHK報道
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ウェストミンスター宮殿までの移送、おかげさまでゆっくり見させていただきました。すべてが、粛々と…でした。
ありがとうございました。
今日は、台風のお陰でゆっくりと国葬を見ることができました。
心が安らかになりました。
エリザベス女王のすばらしさがひしひしと伝わってきました。
トランペットの音に続いてイギリス全土で2分間の黙とうがささげられた。
黙祷の間、会場周辺は静寂に包まれ、集まった人たちは静かに目を閉じて頭を下げていた。ハンカチで目頭を押さえる人の姿も見られた。
ロンドン市内の公園、ハイドパークでも黙祷がささげられていた。
そっと目を閉じる人や一礼をする人などそれぞれが亡き女王をしのんでいたなどが放送されていた。