自己肯定感が低い時に出会った男は、結構ひどかったなと思う。
嘘をつかれ、お金を貸してくれと言われ、当然のように返してくれなくて、なんでこんな目に、、と感じてましたが、これも、自己肯定感が低かったから起こった事なのだそう。
私の気持ちを全然聞いてくれない!急に怒鳴ってくる!と、当時の彼氏に対して思ってましたが、これも、私の自己肯定感が低かったから起こったみたい。
何でもかんでも自己肯定感の低いせいにしてますが(笑)、それほど自己肯定感が低い事は自分の人生に影響が大きい。
自分はダメだ、、という思いは、こんな自分なのだから、こんな扱いされても仕方ない、という思いを生みます。
そして、その通り、そんな扱いをしてくる相手がジャジャーンと現れるのです。
うまいこと出来てます。
自信を持って!と言われて、自信は付きません。
自己肯定感を高くして!と言われて、自己肯定感は高くなりません。
私のように子供の頃親から虐待を受けた人は、もしかしたら同じような悩みを抱えてるのかも知れません。
抜け出したいのに、気持ちが整わないのです。
どうしたら友達のように至って普通な感情のままで日常を送れるか、ずっと考えてました。
その友達にも抱えてる悩みはあったと思いますが、自分のように常に自分の胸に重い石は乗っかってなかったんじゃないかと思うのです。
重い石は、親からされたこと。
この重い石が取れない。
私の20代は、この重い石を取る事に費やしました。
30代になってもこの重い石は取れなかったので、あきらめの境地でした。
粘りに粘ってやっと取れた40代後半です。
長い!長すぎるよ。私の人生も終わりがけだよ?
この重い石されなければ、私だって輝く10代を、キラめく20代を、もっともっと心から楽しめただろうに!
30代だって、そうだよ、、、自分の人生を棒に振ったような、そんな気持ちもあります。
長年重い石で圧縮された私は、ぎゅうぎゅうに縮こまっていました。
最初は私にもあったであろう自信や自己肯定感も、親からの重い石のおかげで潰れて破けて私から流れ落ちてしまったのでしょう。
わずかに残っていた私の自信と自己肯定感、これだけで人生を乗り越えるのは容易ではありません。
いいように扱われる、これに文句も言えない。そんな自分を自分が責める。ますます下がる自己肯定感。
格好のターゲットだったのでしょう。私は男女問わずお金も取られました。恥ずかしい話ですが、男が作った借金を返した事も何度かあります。私は1円も使ってないのに。
何であんなことをしたのか、弱かったからとかじゃない、何でだったのかと考えたら、出てくる答えはやっぱり自己肯定感が低かったから、しかないのです。
私は重い石を取る事に必死になっていましたが、取ったところで、過去の遺物なんです。過ぎ去った過去。
そこにこだわり過ぎましたが、じゃあ明日から忘れよう♪と思っても、それもできないのです。
重くって。ずっしりなんで。
これを無かったことにして生きるのは、違和感があり過ぎる。
私はとにかく時間がかかってしまいましたが、やっぱり重い石は取った方がいいと思います。
重い石を取った後、漏れてた穴を塞ぎました。少しずつですが、自信と自己肯定感が自分にまっていってるようです。
今の私でいいよ♪と言ってくれてるSさんもいます。
今の私を肯定してくれる存在は、とても心強いです。
これでいいんだ!と思えます。
なぜ人は恋人を探すのか、その答えの一つがこれなのでしょう。