やり直し人生

過去は変えられない。変えるのはこれから。

不本意なこと

2020-09-13 08:32:00 | 日記
さすがに昨日は眠れなかった。

子供は専門学校を卒業すると思ってたからだ。試験を突破してなりたい職業につき、それで食べて行くと思ってたからだ。

高校1年生から3年間毎年その専門学校のオープンキャンパスに行き、絶対そこに入りたいんだと猛勉強し、やっとやっと入れた学校なのに。

寮に入る為、揃えた物も沢山ある。

つい最近だって収納が足りないからと買ってやったし、夏休みが終わった頃は、寮で食べる大量の食品を買ってやったばかりだ。


まさか1年経たずに自らやめる決断を下すとはね。

しかも、男の所へ行き近いうちに結婚すると言っている。


私は、子供の選択を支持する事にした。


学校を卒業して資格を取ってから、が、きっと正しい選択だろう。

付き合いながら学校に通う事なんて普通に出来る事なんだし。

でも、なりたい職業になれる環境を自分から出たいと言うのなら、もうそこにいる資格はこの子にはないと私は思った。

もはやこの職業への情熱がこの子には無い。こんな状態で成し遂げられるほど、その世界は甘くない。

勉強に打ち込める環境があるのにそこを出たいというのなら、さっさと出ればいい。出て、思い知ればいい。どれだけ贅沢なことをさせてもらっていたかと。


男となんて、すぐ別れるかも知れない。

結婚するまで続かないかも知れない。

結婚したとしても、すぐ離婚するかも知れない。


きっと、後悔すると思う。

これは間違ってるんだと思う。

でも私は子供が決めた事に反対しなかった。

色んなことを聞いたけど、色んな助言もしたけど、反対はしなかった。

自分で決めてやってみて、上手く行かなかった時は、間違えた、と思えばいいし、失敗した、と悔やめばいいし、泣いて後悔すればいい。

結果は、たまたまだ。上手く行くかも知れないし、行かないかも知れない。それは誰にも分からない事だ。

重要なのは、上手く行かなくても大丈夫だと知る事だ。

失敗しても間違えても後悔しても、それでも大丈夫だと知る事だ。

本人の幸せは、本人にしか分からない。これは私の人生じゃなくて、彼女の人生なのだ。

決めるのは、彼女だ。

私は、どんだけ不本意でも、彼女の決めた事を見守り、最悪な結果が出ても大丈夫だと教えてあげるのが私の役目だと思っている。

だから、そうした。


ただ、それに伴うあれこれが面倒くさい。


本当は、Sさんとは2週間後に会う予定だったけど、1週間早めてもらった。

とてもじゃないけど上手く説明できないので、理由も告げずに予定の変更を頼んだ。

Sさんは、快く承諾して、都合をつけてくれた。

どこまでも優しいSさん。

今回は甘えさせてもらう。存分に楽しんで、癒されて、私を満タンにするんだ。

それから、子供とのあれこれを対峙しようと思う。