徒然なるまま!

サラリーマン生活に終止符を打ち、第二の人生を気ままに過ごしたいと希望しているが、果たして現実はどうかな!何でもあり!!

人生いろいろ、人も色々

2022-03-04 15:23:51 | 日記

ある程度の年齢に達すると、周りが見えてくるものだ。

ご高齢のおじいさん、おばあさん!なぜもっとさっさと行動できないのだろうか?そんな風に思ってはいけない。やがてあなたもそうなるのだから。

先日、郵便局へ定形外郵便を出す為に窓口へ行った。普段は、余り待つこともなかったのだが、その時は4人くらい順番待ちで並んでいた。見ると窓口にご高齢のご婦人が口の開いたダンボール箱を前に、係の人とやり取りしておる。送付伝票も書いておらずその場で、老眼鏡を取り出して書こうとしている。やがて書き終わって、お金を支払うと郵便局の係の人が「お届けは、〇月〇日になります」と説明があった。普通なら、「宜しくお願いします」といって窓口を離れるところだが、そのご婦人は「〇月〇日に届きますよね。なるべく早く届けたいんですが、もっと早くなりませんか?〇月〇日に届きますよね!」と2度ほど繰返し、ようやく納得して窓口から離れた。

こんな光景に出くわして、後ろに並んでいるあなたはイライラしますか?

私は、微笑ましい光景だと思って見守りました。なぜか?というと、そのご婦人の背中から一生懸命な姿を感じとったからです。

荷物の中身は、もしかするとお孫さん、いや曾孫さんに送るプレゼントかもしれません。かわいい孫、曾孫に早くとどけたい!そんな気持ちだったと思います。

微笑ましいじゃありませんか!

 


人生の達人 その2

2021-06-24 11:30:06 | 日記

私の友人(幸太郎さん;仮名)の話です。

幸太郎氏は、某社の広報部門を統括しておりました。

大勢の部下を抱えその会社の広報で重責を担っていましたが、或る時、その会社の不祥事が発覚しマスコミに叩かれるところとなりました。

当然の事ながら、幸太郎氏は責任者としてプレスの矢面に立つことになりました。

ところが、その会社のトップは、不祥事を認めようとせず、責任逃れのコメントを用意させようとしていたのです。幸太郎氏は、焦りました。リスク対応として最悪のシナリオとなることは明らかでした。このような場合は速やかに非を認め、再発防止の対策を講じ、責任者は監督責任をとって、その組織から去るべきです、最高責任者とは、常にそのような覚悟をしていなければならないのです。

このようなことを幸太郎氏は、部下に常々話していました。まさか、そのような事態が自分の会社で起こるとは!

一晩考えて、辞表をしたためました。

翌日の経営会議で、広報対策として出席をもとめられました。懐には昨夜認めた辞表が入っています。

あらゆるリスクを想定し、エヴィデンスに基づいた正確な情報開示と謝罪、対策を盛り込んだコメント文を会議で説明し、経営者の理解を求めました。もし、採用されなければ、その場で懐の辞表を出す覚悟でした。長い沈黙のあと、経営者は決断しました。

これで最悪の事態はひとまず回避できましたが、これからの後始末が大変です。

広報の部下たちは、本当に心配しておりましたが、幸太郎氏は経営会議の結果のみを淡々と伝えただけでした。

その後経営者は一掃され、ガバナンス強化の組織が立ち上がりました。幸太郎氏はその部門の上級スタッフとしてプロモートされました。

彼の懐には常に辞表が入っていますが、それは誰も知るところとはなりませんでした。

 

 


人生の達人 その1

2021-04-06 13:08:11 | 日記

私の叔母は、敬虔なクリスチャンで一生独身を貫き、看護師としての人生を全うして亡くなった。97歳であった。

太平洋戦争を経験し、従軍看護師として戦地を転々とし、数々の修羅場をくぐり抜けて復員したそうだ。そのキャリアを買われて、当時としては極めてまれな、県の健康福祉課の課長となった。

その後は、県下の病院の看護師長を歴任し、退職後は地元の看護短期大学の教授として後進の指導にあたった。叔母は、自分の過去については一切語らなかった。もちろん、戦争中の修羅場の話も一切せず。退職後、春の叙勲の候補として通知が来た。

叔母は、叙勲を辞退した。私はその話を聞いた時、なぜ!と思い、叔母になぜ辞退したのか質した。

「私には、もったいない!こうしている間にも、日夜寝食を忘れて看護の道にまい進している後輩たちの存在がある。それが私の勲章さ!」と言ったのだ。

なんという人なんだろう。

叔母が亡くなった時、お別れの会で牧師さんから、色々なエピソードを聞いたが、初めて聞く話ばかりであった。アフリカの難民に資金援助していたこと、富山県の山村でボランティアをしていたことなどなど。

自らは施し、対価を一切求めず、口にも出さず全てを心にしまい込んで、人生を閉じた。


視野狭窄に陥るな!

2020-09-23 09:49:51 | 日記
年を重ねるごとに視野が狭くなってくるものだ
これは、生理的にもそうだが、心のありようも視野とともに狭くなってくるような気がする

周囲の人への気遣い!
若い人へのいたわり

この心掛けが、視野狭窄を予防するのに有効であるようだ

先日スーパーマーケットで目にした光景!

コロナ禍で、レジ待ちもソーシャルディスタンスという事で、前の人との間隔を2mほど空けるのが普通となってる。
あるご高齢の方が、その間へ割り込んで入ろうとしたときのことだ。
後ろに並んでいた人が「並んでますよ!」と告げた。

割り込んだご高齢の方は、べつに割り込もうとして入ったのではなく、後ろに並んでいる人が目に入らなかったのだ。
言われたその方は、「あっ、そうなのね」と言ってばつが悪かったのか、別の列にいってしまった。

このような光景は、銀行のATMでも見かける。

回りの景色(状況)をつねに確認する事はとても大事なことで、身を守ることにもなる。



年をとるとなぜ一年が早くなるのか?

2020-09-16 13:24:18 | 日記
毎年感じること、「ああ、今年ももう終わりか!早いなあ!」と思いませんか。
私の持論としては、分母に今まで生きてきた年数がきて、分子に一年を置く。するとどうだろう!歳をとることに数字は小さくなるので一年を早く感じるようになる。このようにに考えていたが、実は違うらしい。
これについて研究している方の節によると、年を重ねるごとに、”ときめく”ことが少なくなるので、時間の経過を早く感じるらしい!

この話を聞いて、思い出すことがある。以前に、ある団体の会食の出来事だ。
私の前に座った女性!おそらく50歳くらいだろうか?
声を掛けられ「ねえ、私って幾つくらいに見えますか?」と聞かれたので「正直に言っていいですか、52~3じゃないですか?」

突然女性が笑い出して「うれしいわ!私もう70のおばあちゃんなのよ!」「今も、ときめいてるの!。恋してるから!」
これには参った。
そうだ、幾つになっても、ときめかなくてはならないのだ