今日は病院記です。
年に一度の各種ワクチン接種と健康診断。
3年に一度の狂犬病ワクチンの他、ジステンパー、lestospirosis、parainfluenza、bordetella、そしてパルボの予防注射です。
クッキー、前回(9月)の体重67ポンド(30kg)、今回74ポンド(34kg)・・・えっ!?
太ったのは気づいていました。最近異様に食欲があるのも確か。でも食事の量は特別増やしていません。
なのにこの急激な、しかもたぶんこの1,2ヶ月で起きた急激な体重増加。ちょっとイヤな予感です。案の定、診察した先生は「短期間の急激な体重の増加、この季節に、アンダーコートだけでなくトップコートの激しい抜け毛、皮膚のねっとりとした粉っぽさ(矛盾するようですが、まさにこんな感じ)、極めつけは鼻の頭の毛が薄くなっていること」をすべて瞬時に見抜きました。普段一緒に暮らしている私たちが、それに加えて近頃クッキーが妙に落ち込んでいることも付け加えました。
診断は…まだ確定ではないけれど…Hopeと同じく、Hypothyroidism(甲状腺機能低下症=橋本病)。は~。。。。。この病気、犬にはきわめて多いそうで、Hopeも、お隣のビビもそうなんです。私も経験があるのでつらさはよーくわかる。そうだったのか、クッキー。とりあえず甲状腺ホルモン剤を1ヶ月飲ませて、その変化を見て診断を確定するとのことです。このドクターはむやみに検査をしないのです。五感をフルに使った職人技のような医療が気に入っています。
いつものように診察台でビビりまくったクッキーですが、注射自体は全く感じないタイプのようで一通りの健康診断が終わるといそいそと台を降り、あとは高みの見物。
そして問題はやはりHopeでした。Hypotyroidismは、ほぼいつも通りの診断ですが、甲状腺ホルモン剤を毎日飲むようになって改善してきていた症状がまた現れ始めていました。ちょっと進行しているようです。今までの0.6mg(を1日2回)から0.8mg(×2)に増量。でも、最近動きが鈍いのは老化かと恐れていたのだけど、ホルモン剤でコントロールできるならその方がいい。
さらに、ここのところ月に1度くらいの割合で破裂してきていた背中の小さな腫瘍をとうとう切り取ることになりました。コリーさんのところのゆきちゃんもそうですが、内臓をいじるような手術ではないので、麻酔もごく軽いもの。手術自体は10分少々で終わるし、1時間もすれば帰れるよ、とのことでHopeはそのまま居残りしました。私たちと別れて置いていかれたときの、かすれた高い吠え声、まだ耳に残ってます。ごめんよ~Hope…。
ガレージで車に乗り込むふたり。
日本語をかなり理解するクッキーは「病院」と聞いてすでにどんより。Hopeは「おでかけ?」と期待してたかも。ごめん、ほぷちゃん。
リンゴ先生に診察台へ乗せられたクッキー。いつものように足が物語ってます。
ほぷさん、ベンチの下に潜りました。
「つぎ、あたしじゃないでしょうね~」
「オレだめ、もうダメ」
「角膜ジストロフィーは変化なし」
「うぐぐぐぐぐぐぐぐ」
「『立って』って言うけど、腰が抜けて…」
ドクター、宙に浮いたクッキーの腰を器用に支えながら爪切りしてくれました。
歯石取りです。犬歯の一本が変色中。神経が死にかけているようです。どうしちゃったかな。どこかにぶつけた?特別心当たりはありませんが、TUG-O-WARのせいかなあ。
クッキーさん、力入りすぎです。
そしてHopeの番
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「むかむかだわ~」重くてスミマセン(72ポンド=32kg)
現在、お鼻の発毛状況はこんな感じ。甲状腺ホルモン剤の量を少し増やすことになりました。
-そして1時間後-
これで長らく懸案事項だった腫瘍が、やっと一つ減りました。しかし、実はまだ小さいのがあちこちに、そして脂肪性の大きな腫瘍(ただしこちらは破裂したりしない)もまだ2つばかり抱えているHopeです。がんばって長生きしようね。
弱い麻酔だったとは言え、それなりに麻酔。車の乗り降りは抱っこ。その後少々お粗相も。晩ご飯はちょっとごちそうでした。
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本当に。これで最後にしてあげたいです。(あと20年くらいはがんばってもらう予定ですが)今回、麻酔ついでに口の中もすっかり綺麗にしてもらったので、歯の衛生も保たなくては。
今回取った腫瘍は小さい脳みそみたいなぷよぷよしたもので、よく破れては膿やら血やらが大量に出てきていたのです。すっきりしてよかったです。ついでに肛○線も絞ってもらって気分爽快!なのか今日はいつになくハイパーで元気なHopeさんになりました。
猫は亢進症が多いらしいんですよね…私はネコか…
AIさん、前足をお持ちなんですか!(爆)
狂犬病、3年に1度ということはもしかしたら量が多かったりするのかもしれませんが…。
最初は遠慮がちに撮っていたのですが、実はこのドクターがデジカメマニアで大はしゃぎ…ずっとカメラの話をしながらの診療でした。しまいにはクリーナーを持ってきて私のカメラを掃除までしてくださいました。
Hopeは驚くほど甲状腺薬増量が効果的だったようでずいぶん元気になっています。今まで「よっこいしょ」だったのが今日は機敏に動いているし。血管確保のために剃られた前足のスポット、早くも毛が伸び始めましたよ。
そうなんですか!初めて聞きました。でももしそうだったとして去勢手術をしないかというと…そうもいかないですよね。うーむ。
ありがとうございます。
一夜明けて、甲状腺の薬増量が効いているのか、Hopeはおそろしく元気です。クッキーは相変わらずなにやら落ち込んでますが…。
あの足はいつ見てもおかしすぎです。ドクターが、「普通これだけ嫌がる犬だと抵抗もするはずなんだけど、ただ嫌がってるだけで従順っていうのは珍しいねえ」と言ってました。
老犬に麻酔、メス。
心が痛みますよね。本当に本当にこれで最後にしてあげたいですね。傷口がうちのゆきより全然ちいちゃいので安心しました(^^/
犬には多いですねー>甲状腺異常
ネコは犬の逆で、低下じゃなくてあがっていくそうですがホントなのかなあ。
早くよくなりますように応援してますね!!
良い獣医様がいらしてよかったですね。
クキ、ホプちゃんの真剣なまなざし、つい見ていて、特に前足に力が入ってしまいました。
狂犬病が3年に1度って、うらやましいですね。
日本もそうなるといいのに。
橋本病、初めて知りました。
でも、先生に診てもらっている様子を、カメラに収めているTAMAさんの姿が目に浮かんで、なんだか笑ってしまいました。
「爪切りで、腰が抜けてるわ~。」
と言いながら、パシャ!って感じ?
それとも、冷静に?
日本ではというより、私の周りでは、去勢をすることと、甲状腺機能低下を結びつけて考える人もいるのですが、何か分かりましたらお教え下さい。
私も今日は歯科医へ行きました。歯周病初期も再発。は~病院は嫌だなーと思います。