シタビラメのムニエル…って、私にとって「なんかよくわからない高級そうな食べ物」の代名詞だったんです。昔は。
それが完全にひっくり返ったのは、結婚して、茨城に移り住み、那珂湊の市場でホンモノの舌平目に出会ってから。だって予想に反して安かったんだもの。たしか10匹以上入って600円くらいだったんじゃないかな。シタビラメって高級魚じゃなかったのね!
薄いクリーム色の、平べったい桶にペタペタと積み重なるように入れられたその魚は、小さな丸い目が二つ並んで妙に可愛い、不思議な元イキモノに見えました。どうやって泳いでいたんだろ?
大体、市場にゴロゴロ並んでる魚なんて、どれもこれもわけのわからないものばかりで、タコなんかコンクリートに直接ウニョウニョと転がっているし、ぴっちぴちのイワシなんか1樽に60匹も入って300円でたたき売られているような世界でした。当時は。その後すっかり観光地化してしまった那珂湊はずいぶん変わり、地元の人間は寄り付かなくなってしまったようですが。せちがらくなったねえ。
で、店のおじさんに「これなんですか?」と尋ねたら、「舌平目!」とぶっきらぼうな答えが返ってきて、これが!あの!有名な「舌平目のムニエルの舌平目!」と感動したわけです。
そこで「どうやって食べるの?」と食い下がると、その場で、桶の中から一匹をつかみだし、巨大なまな板の上で巨大な包丁を使って、鮮やかな手つきで捌き方を見せてくれました。頭のちょっと下あたりにある小さなくぼみの中が内臓のすべて。そのあたりから包丁を差し込み、身を押さえて刃を引くと、面白いようにスーッと皮がむけていきました。
すごく簡単!。その場で1桶買って、憧れの「舌平目のムニエル」を家で作ってみました。拍子抜けするほど簡単でした。上品であっさりした白身魚の味。それにレモンとニンニク、バターと白ワインのソースを絡めて。憧れの「舌平目のムニエル」は、以来我が家の庶民の味として定着したのでした。
ところが、アメリカに来て以来、手に入る魚と言えば、キングサーモンの他は、たまに出てくるSock Eye Salmonと、ニジマス、ティラピア、ナマズくらい。淡水魚はやっぱり生臭いし、鮭はおいしいけど、公害物質が溜まりやすいからあまり食べるなと言うし。ずいぶん魚から遠ざかっていました。
舌平目なんて夢のまた夢…と思っていたんですが、先日、ふとリニューアルしたスーパーの冷凍食品の棚を覗いてみたら、あるわあるわ!鱈にpeachにハリバット、そしてsole!!このsole(靴底)というのが実は舌平目なんです。確かに靴底みたいな形してるよねー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/2b/ea679446cd11b4a0869ffd2b258c8c3d.jpg)
もちろん冷凍物だから、市場で買った新鮮なのとは比べものにはならないけれど…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/cf/8a00d62a3d5b7e40f1d86803b003e0c0.jpg)
ああ、何年ぶり!? 懐かしい味、再び!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/a4/7260b2516bf0db934fd0899f3c9d1d52.jpg)
「ぼくの分もシタビラメ、ありまちか?」
あるわけないでしょー!
中西部の田舎町でシタビラメのムニエルが食べられるとは思わなかった!子ども達に至っては、日本での料理のことまでは覚えていなかったようで、時折私が口走る「シタビラメのムニエル」はやはり幻の料理になっていたようです。これからはいつでも食べられるね。ささやかな幸せ~。
それが完全にひっくり返ったのは、結婚して、茨城に移り住み、那珂湊の市場でホンモノの舌平目に出会ってから。だって予想に反して安かったんだもの。たしか10匹以上入って600円くらいだったんじゃないかな。シタビラメって高級魚じゃなかったのね!
薄いクリーム色の、平べったい桶にペタペタと積み重なるように入れられたその魚は、小さな丸い目が二つ並んで妙に可愛い、不思議な元イキモノに見えました。どうやって泳いでいたんだろ?
大体、市場にゴロゴロ並んでる魚なんて、どれもこれもわけのわからないものばかりで、タコなんかコンクリートに直接ウニョウニョと転がっているし、ぴっちぴちのイワシなんか1樽に60匹も入って300円でたたき売られているような世界でした。当時は。その後すっかり観光地化してしまった那珂湊はずいぶん変わり、地元の人間は寄り付かなくなってしまったようですが。せちがらくなったねえ。
で、店のおじさんに「これなんですか?」と尋ねたら、「舌平目!」とぶっきらぼうな答えが返ってきて、これが!あの!有名な「舌平目のムニエルの舌平目!」と感動したわけです。
そこで「どうやって食べるの?」と食い下がると、その場で、桶の中から一匹をつかみだし、巨大なまな板の上で巨大な包丁を使って、鮮やかな手つきで捌き方を見せてくれました。頭のちょっと下あたりにある小さなくぼみの中が内臓のすべて。そのあたりから包丁を差し込み、身を押さえて刃を引くと、面白いようにスーッと皮がむけていきました。
すごく簡単!。その場で1桶買って、憧れの「舌平目のムニエル」を家で作ってみました。拍子抜けするほど簡単でした。上品であっさりした白身魚の味。それにレモンとニンニク、バターと白ワインのソースを絡めて。憧れの「舌平目のムニエル」は、以来我が家の庶民の味として定着したのでした。
ところが、アメリカに来て以来、手に入る魚と言えば、キングサーモンの他は、たまに出てくるSock Eye Salmonと、ニジマス、ティラピア、ナマズくらい。淡水魚はやっぱり生臭いし、鮭はおいしいけど、公害物質が溜まりやすいからあまり食べるなと言うし。ずいぶん魚から遠ざかっていました。
舌平目なんて夢のまた夢…と思っていたんですが、先日、ふとリニューアルしたスーパーの冷凍食品の棚を覗いてみたら、あるわあるわ!鱈にpeachにハリバット、そしてsole!!このsole(靴底)というのが実は舌平目なんです。確かに靴底みたいな形してるよねー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/2b/ea679446cd11b4a0869ffd2b258c8c3d.jpg)
もちろん冷凍物だから、市場で買った新鮮なのとは比べものにはならないけれど…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/cf/8a00d62a3d5b7e40f1d86803b003e0c0.jpg)
ああ、何年ぶり!? 懐かしい味、再び!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/a4/7260b2516bf0db934fd0899f3c9d1d52.jpg)
「ぼくの分もシタビラメ、ありまちか?」
あるわけないでしょー!
中西部の田舎町でシタビラメのムニエルが食べられるとは思わなかった!子ども達に至っては、日本での料理のことまでは覚えていなかったようで、時折私が口走る「シタビラメのムニエル」はやはり幻の料理になっていたようです。これからはいつでも食べられるね。ささやかな幸せ~。
ところで、この秋、食欲魔神ウーのご飯茶碗は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/47/9a66d97ce696b4ca3bdfe7134a7fccdd.jpg)
丼にバージョンアップしました。これで6回もおかわりしなくて済むかな!?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/47/9a66d97ce696b4ca3bdfe7134a7fccdd.jpg)
丼にバージョンアップしました。これで6回もおかわりしなくて済むかな!?
かつてミネソタに居たころは魚に飢えていてハリバットやティラピアの冷凍物を買って生姜とお醤油で煮付けを作っていました。最初はピラニア?かと思って気持ち悪かったですがヒラメみたいにくせがなくて美味しかったですね。
Willさんとウーさんが日本にいたら国産米の消費もさぞかしあがるでしょうに。
舌平目のムニエルって「おフランス料理」っていう高級料理だと思っていました。
っていうか、本当の本当は高級なのかも。
でもうちの近所の小さなスーパーでも
舌平目が売っていて「ムニエルなどに」ってシールが貼ってるの。
最初見たときは、えぇぇぇ!って感じでした。
「おフランスがここにっ!」みたいな(笑)
そうそう、最初、私もティラピアとピラニアと勘違いしました。でもやっぱり淡水魚ってちょっと匂いが気になって。ショウガを利かせて煮物にしたらいいかもしれないですね!ああ、銀ダラの煮付けが食べたいな~~~!ハリバットはさすがに高級魚だけあって美味しいと思います。
私は煮付けにします。
WILLくん舌平目は骨が多いから食べるのは難しいよ。
主人の実家は高知県です。太平洋の魚は今すんでいる瀬戸内海沿岸とは違います。有名なのは鰹でしょうか。
本場の鰹のたたきはおいしいです。薬味たっぷりで一切れも分厚いです。鯖の新鮮な刺身も上手いです。清水鯖といって鯖寿司の材料にも成ります。
「シタビラメノムニエル」って魔法の呪文のようで子供心をくすぐりました。今となってはフライの方がボリュームがあっていいわ、なんて。(昨夜はcodのフライでした。)
はい、その通り。6回(ではなくて5回のお代わり=6杯だそうです)が3回になりました。
わかるわー、「おふらんす!」のイメージ。
実は庶民的。でも本当は違うのかな?でもシタビラメだから何やら有り難そうな気がするのであって、「靴底魚のムニエル」だったらやっぱりまた全然違うじゃない?言葉のイメージって大きいよねえ。
で、シタビラメノムニエルは魔法のおふらんすワードでしたね。
香川県なんですね!四国は未踏の地です。いつか訪れたいと思っています。<うどんlover
美味しい魚の話はタブーです(涙)。この前移住記念日に美味しい日本食を食べに行って、久しぶりにまともなお魚料理を。美味しかった。
鰹のたたきなんて、もう7年は食べてないなー。うちの方は本場じゃないけど、湊が近かったのでよく食べました。七輪で表面を焼いてね。美味しかったなあ。私は5月の新ガツオよりも下り鰹の方が好きでした。鯖のお刺身って未経験です。青魚ではサンマの刺身を毎年食べていましたが。
で、こちらの冷凍シタビラメ、頭も皮も、骨もありません。贅沢は言えない…かな。
舌平目は我が家の食卓にはいらっしゃいませんでしたね~。やはりなんといっても頻度が高いのは鮭です。銀鮭っていったかな?すっごく脂がのってて、ただ焼いただけでとにかくおいしいのがいるんですよ。これから秋が深まると、実家では鮭の季節。
あとイクラですね。うちでは醤油と日本酒(臭みを消す)で漬けます。
・・・なんか帰りたくなってきました。一人暮らしで魚を食べるといったら、居酒屋においてのみですよ(TT)胃袋と故郷は結びついてますね。。。
にゃんこ丼かわい~!
ウーくん、そのうち一日6食になりそうな勢いですね^^朝食・昼前の間食・昼食・おやつという名の炭水化物・夕食・夜食。。。TAMAさん、メゲないでください^^;
銀ザケ、大好きです!こっちでは一番簡単に手に入るのがキングサーモン。最初のウチこそ喜んでいましたが、脂乗りすぎです。たまーにsockeyed(だったかな?)という紅シャケみたいなのが出ますが、こっちは高級なのにパサパサ。私は適度に脂がのって、塩が思いっきり利いた新巻鮭が好きです。
北海道をバイクで旅していたとき、襟裳岬でシャケ漬けの目に遭いました。1週間くらいそこにいたのかな。もう一生シャケなんか食べないと思ったけど、懲りてません。いくらは醤油漬けが一番ですよね!
1日6食は学生時代の私、デフォルトでした。…遺伝か…
TAMAさんちのお皿、素敵です!私にも、そういうセンスないかな~・・・・・。