オットのブルベ1200km 付き添いの旅、ここに始まる
モニター隊のみなさんに後を託したとは言え、やはり犬たちに後ろ髪を引かれて辛くて、当日まではとにかく億劫で気が乗らず、最後の最後までグズグズしていた私ですが…
いざ行ってみたら楽しくて、どうしてもっとちゃんと準備をしてこなかったか、と後悔することになったのはいつもの通りです。
と言っても、今回の旅は(も)オットのレースのサポートが目的だったので、自分で勝手にプランを立てるわけにもいきません。そしてレースは始まってみなければわからない。もう行ってみるしかない状態だったわけです。そして家族が協力しないものだから、気の毒なオットは仕事をしながら、身体の調整をしながら、駐車場からフライトから宿泊からレンタカーからフェリーから、全ての予約や下調べを一人ですべてこなしていました。
世の中には、旅行の準備が楽しくてたまらない、というタイプの人と、帰ってきてからいつまでも余韻に浸っていたいタイプがいるような気がするんですが、私は明らかに後者。今回も旅先でとにかく熱心に集めて回ったパンフレットの各種をこれからじっくりと楽しむのです。ふっふっふ。
実際には予定とズレて、雨の北部で体力を使い果たしたオットがSaywardまで戻ってこられず、折り返した後、Wossの町で仮眠を取ったり、Mill Bayではもう一つ前の町に宿を取るべきだったらしい、ということもありました。まあ、蓋を開けてみなければわからないものです。
大体、白色人種のみなさんが「涼しくて気持ちいい」なんて言うとき、アジア人の我々は「肌寒い」もしくは「むちゃくちゃ寒い」ものなので、今回ももうちょっとだけ防寒をきちんとするべきだったのです<オット
雨の続いた北部で、他のライダーたちが「暑くなくて絶好のレース日和だ」と喜ぶ中、オットは寒さに耐えきれず、ジャージの下に新聞紙を巻き付けて走っていたようでした。まるで耳なし芳一の経文のように新聞の文字が体中にプリントされていました。
ともあれ、前半が追い風で調子よく走れたこともあって、全体としては満足のいくタイムだったようです。
そして、我らサポート隊は、スタートにつきあったり、遅くまで帰りを待ったり…と言えば聞こえは良いんですが、実際のところ特別役に立てることもなかったので、ひたすら楽しく観光してまわりました。アメリカの田舎町に住むようになって以来、私の旅熱はきれいさっぱり消えてしまい、かつてバイクに寝袋をくくりつけて北海道をうろついていたことなんか嘘のように出不精になっていたのですが、なんだか今回はまた旅行魂に火がついてしまった感じ。
とはいえ、すっかり軟弱になった今、人気のない山奥の滝や澄み切った川の色を見るだけで圧倒されて怖ろしく、もうワイルドな旅行はできそうにありません。
実はバンクーバー島に関してはちょっとした思い入れがあります。このブログからもリンクさせていただいている、ライターの田中勝之さん、千恵さんご夫妻のサイトPaddles Across the Northのサイトで読ませていただいた千恵さんの旅。これこそが私のやりたくて、でもとうとうきっとできないままに終わるであろう旅。その舞台がこのバンクーバー島だったのです。
「憧れの」なんて言うのもおこがましいほど、尊敬すべき千恵さんの旅とは全く違う形でですが、今回そのバンクーバーアイランドへ足を踏み入れる機会が出来て、なんとも不思議な気分でした。
自分の足を使うことがほとんどない、ある意味後ろめたい旅路ではありましたが、存分に楽しんできました。
久しぶりに海外旅行ランキング向きの記事になったので移動してみました。→海外人気ブログはこちらから!![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/5e/77ce5d0cde8b7595cf864ba1fa05e69e.png)
モニター隊のみなさんに後を託したとは言え、やはり犬たちに後ろ髪を引かれて辛くて、当日まではとにかく億劫で気が乗らず、最後の最後までグズグズしていた私ですが…
いざ行ってみたら楽しくて、どうしてもっとちゃんと準備をしてこなかったか、と後悔することになったのはいつもの通りです。
と言っても、今回の旅は(も)オットのレースのサポートが目的だったので、自分で勝手にプランを立てるわけにもいきません。そしてレースは始まってみなければわからない。もう行ってみるしかない状態だったわけです。そして家族が協力しないものだから、気の毒なオットは仕事をしながら、身体の調整をしながら、駐車場からフライトから宿泊からレンタカーからフェリーから、全ての予約や下調べを一人ですべてこなしていました。
世の中には、旅行の準備が楽しくてたまらない、というタイプの人と、帰ってきてからいつまでも余韻に浸っていたいタイプがいるような気がするんですが、私は明らかに後者。今回も旅先でとにかく熱心に集めて回ったパンフレットの各種をこれからじっくりと楽しむのです。ふっふっふ。
赤い線が今回の2006 VanIsle1200というブルベのコース
<script language="JavaScript" src="http://www.magicalmaker.com/js/mm.js.php?upwh=13557-1152732397-258-340"></script>
このように(?)島の南東にあるVictoriaの町を7月5日の午前3時に出発、距離あわせのために、半島をぐるりと一周した後、海岸線沿いの国道を北西に進み、最北端の町Port Hardyで折り返して戻ってくるコースでした。最後はまた半島を一周して、ビクトリアの町中をグルグル回ってゴール。オットが到着したのは8日の午後4時35分頃。85時間35分のタイムでした。途中睡眠時間は9時間ちょっとかな。怖ろしいことにトップの人たちの最高記録では、途中ストップ15分というのがあるそうです。不眠不休のトイレ休憩のみ。すごい。
ブルベというのは、一定の長距離を一定の制限時間以内に走って認定を受ける競技だそうで、順位やタイムは関係ないんだそうです。1200kmのブルベに参加するためには、200km、400km、600kmなどのブルベを走り、認定を受けていなければなりません。詳しくはコチラを。(注:マニアックです。興味のある人もこわいもの見たさの人も行ってみよう!)
<script language="JavaScript" src="http://www.magicalmaker.com/js/mm.js.php?upwh=13557-1152733448-340-204"></script>
数字が我々サポート隊の宿泊ポイント。
1. Victoria
2. Campbell River
3. Sayward
4. Mill Bay
5. Victoria
![](http://www.magicalmaker.com/u2/13557/mmimg/1152732397.jpg)
このように(?)島の南東にあるVictoriaの町を7月5日の午前3時に出発、距離あわせのために、半島をぐるりと一周した後、海岸線沿いの国道を北西に進み、最北端の町Port Hardyで折り返して戻ってくるコースでした。最後はまた半島を一周して、ビクトリアの町中をグルグル回ってゴール。オットが到着したのは8日の午後4時35分頃。85時間35分のタイムでした。途中睡眠時間は9時間ちょっとかな。怖ろしいことにトップの人たちの最高記録では、途中ストップ15分というのがあるそうです。不眠不休のトイレ休憩のみ。すごい。
ブルベというのは、一定の長距離を一定の制限時間以内に走って認定を受ける競技だそうで、順位やタイムは関係ないんだそうです。1200kmのブルベに参加するためには、200km、400km、600kmなどのブルベを走り、認定を受けていなければなりません。詳しくはコチラを。(注:マニアックです。興味のある人もこわいもの見たさの人も行ってみよう!)
![](http://www.magicalmaker.com/u2/13557/mmimg/1152733448.jpg)
数字が我々サポート隊の宿泊ポイント。
1. Victoria
2. Campbell River
3. Sayward
4. Mill Bay
5. Victoria
実際には予定とズレて、雨の北部で体力を使い果たしたオットがSaywardまで戻ってこられず、折り返した後、Wossの町で仮眠を取ったり、Mill Bayではもう一つ前の町に宿を取るべきだったらしい、ということもありました。まあ、蓋を開けてみなければわからないものです。
大体、白色人種のみなさんが「涼しくて気持ちいい」なんて言うとき、アジア人の我々は「肌寒い」もしくは「むちゃくちゃ寒い」ものなので、今回ももうちょっとだけ防寒をきちんとするべきだったのです<オット
雨の続いた北部で、他のライダーたちが「暑くなくて絶好のレース日和だ」と喜ぶ中、オットは寒さに耐えきれず、ジャージの下に新聞紙を巻き付けて走っていたようでした。まるで耳なし芳一の経文のように新聞の文字が体中にプリントされていました。
ともあれ、前半が追い風で調子よく走れたこともあって、全体としては満足のいくタイムだったようです。
そして、我らサポート隊は、スタートにつきあったり、遅くまで帰りを待ったり…と言えば聞こえは良いんですが、実際のところ特別役に立てることもなかったので、ひたすら楽しく観光してまわりました。アメリカの田舎町に住むようになって以来、私の旅熱はきれいさっぱり消えてしまい、かつてバイクに寝袋をくくりつけて北海道をうろついていたことなんか嘘のように出不精になっていたのですが、なんだか今回はまた旅行魂に火がついてしまった感じ。
とはいえ、すっかり軟弱になった今、人気のない山奥の滝や澄み切った川の色を見るだけで圧倒されて怖ろしく、もうワイルドな旅行はできそうにありません。
実はバンクーバー島に関してはちょっとした思い入れがあります。このブログからもリンクさせていただいている、ライターの田中勝之さん、千恵さんご夫妻のサイトPaddles Across the Northのサイトで読ませていただいた千恵さんの旅。これこそが私のやりたくて、でもとうとうきっとできないままに終わるであろう旅。その舞台がこのバンクーバー島だったのです。
「憧れの」なんて言うのもおこがましいほど、尊敬すべき千恵さんの旅とは全く違う形でですが、今回そのバンクーバーアイランドへ足を踏み入れる機会が出来て、なんとも不思議な気分でした。
自分の足を使うことがほとんどない、ある意味後ろめたい旅路ではありましたが、存分に楽しんできました。
![symbol7](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/symbol7.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/5e/77ce5d0cde8b7595cf864ba1fa05e69e.png)
新聞文字が体中にプリント・・・・・見てみたいでございます。
最北端ちょっと手前のPort McNeillにも別のSさんという友人がいるんですが、あのあたりの田舎具合ってなんとも言えない雰囲気ですね。もう一度行ってみたいです。
なんたって、40歳で若い方から3番目ですから(爆)まだまだイケますね。プリントの写真も撮ってあるのですが、さすがに人様の目には触れさせることができません。
なんだか全然LiLAに行けないんですが…またサーバー落ちてます?
キャンベルリバーに泊まることも何もかも行くまで私もろくに知らなかったのですが、もっと下調べをしていけばよかったと後悔しています。でも鮭釣り船の料金を聞いたらちょっと無理かなあ、と思いました。
キャンベルリバー・ロッジが公式CP(コントロールポイント)だったので、宿泊はほとんど選択の余地がなかったんです。でも何をしていいかわからなくてぼーっとホットタブに浸かってました(笑)。
我々サポート隊はPort Hardyまでは行かず、Saywardで折り返してくるのを待っていたんです。一番先端まで着いていった家族たちに、後から「あなたたちが正解だったわー、あそこから先はTrees, trees, trees, but treesだったから」と言われましたよ。
オットはクマが恐くて立ち止まることができず、食料切れでハンガーノック直前になったそうです。
わたしは前者です。
準備するのが楽しみ!
>自分の足を使うことがほとんどない、ある意味後ろめたい旅路ではありましたが、存分に楽しんできました。
存分楽しめたということな何よりではないかな!
そうなんですか!すごいなあ。行ったことがないところに思いを馳せる想像力に欠けてるのかも<私
できれば同じところに何度も何度も行きたいタイプです。