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紙を彫る。紙で染める。

高校生発!三重県民手帳2024発売

秋本番!🍁
そろそろ来年の準備にも気になる頃。
型屋2110も関わらせて頂いた
三重県民手帳2024が10/4より発売されました!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


以下サイトより引用−−−−−−−−

飯野高校×三重県民手帳
2024年版の三重県民手帳は、これまでの地場産業や伝統工芸品などの三重の産業の素晴らしさを紹介することから、三重県の次世代を担う高校生と協働し、地域の若者と共に手帳制作を行うことを新たに行うことで、違った角度から三重県の素晴らしさを伝えることを目的としました。

とのこと😄
私も高校はデザイン科でしたのでなんとなく想像もできるのですが
普段の課題と違い実際に世に出る製品になるかもしれないと思って作るのは気持ちも全然違うし、やりがいがあったのではないかと思います!

私もそんなの学生時代やりたかった〜


三重県民手帳はただの手帳ではありません(⁠。⁠•̀⁠ᴗ⁠-⁠)⁠✧
三重県民にとって暮らしに便利な情報。そして特集として、
熊野古道世界遺産登録20周年企画
平成16年7月7日に世界遺産に登録された熊野古道を紹介してます★


表紙カバーにも毎年工夫を凝らしており
過去には2018・2021・2022と
3度も型屋2110が関わらせて頂きました。

しばし記憶を辿って
思い出を振り返ってみましょう💁


2018年度版。
2017年に制作。伊勢型紙をはじめて県民手帳にしてしたいとお声掛けをいただいた年。
伊勢型紙で手帳を作るったって色んなやり方があるし....
何がベストかを模索する試行錯誤の年でした。

型紙を直接カバーに貼るのか?
(6000枚?彫るのしんどいな)
型紙の写真を印刷するのか?どうする?
(ただ印刷するでは寂しいぞ)
関係者で集まって話し合いました...

私はどうしても
伊勢型紙を染色型紙として活用してもらいたかったので染めた生地をカバーにすることを提案。

結果
三重をテーマにしたデザインで伊勢型紙を2柄制作し
浴衣を染める技法である注染で木綿生地を染めて手帳カバーに仕立てていただきました。
注染では染まらない小紋型紙もどうしても採用したいとのことで、
こちらは凹凸とメタリックな箔の印刷加工で高級感あふれる塩化ビニールのカバーに仕立てました。



三重県印刷組合青年部のホームページでは県民手帳の各年度ごとの振り返りを掲載しています。

▷2018年度
そんな エピソードもあったんだなと、なんかちょっと感動しました😳
頑張って良かった!

2021年は注染に絞って2種類を制作しました。



制作は2020年夏頃。
新型コロナの影響で準備が全く予定通りに進まず、カバー依頼から制作までが恐ろしく短期間だった思い出があります(笑)
リピートのご依頼、さらに困った時に頼りにしてもらえるというのは、制作は大変ですが(笑)事業者としては前回の仕事に満足してもらえたんだと誇らしくもありました。

▷2021年度

2022年度
この年は今までと違い、デザインをプロのデザイナーの方がデザイン。
型屋2110はそれを型紙として彫るという コラボ作品。
デザインは長らく三重県民手帳の全体にわたるデザインを統括されてきた坪井健さん。
布貼りした紙に印刷することで良い雰囲気の表紙になりました☺



▷2022年度



このご縁もあって今回型屋2110は審査員として学生の皆さんの作品を評価させていただき、みんなで優秀賞を決めました。




(↑担当の岩崎先生。飯野高校には伊勢型紙彫師の若手の先輩が教師として勤めていらっしゃいました。交流が普段あまりないので楽しかったです!😆)


伊勢海老レッドのデザインは大谷一護さん。
三重県ブルーのデザインは上杉悠夏さん。
海老の大胆なイラストが映える赤と
一つ一つを目で追っても楽しいブルー
個性あるデザインで人気が出そうです😍

飯野高校応用デザイン科の皆さんはこのような経験をしながら
三重や三重県外で活躍したり
最終的には三重に戻ってきたり?
しながら
デザインに関わる道を歩む中で
今回のことも糧になっていくんだなと思います✨

(まぁ私は隣の県で何故か職人やってるんですけども😂 いや、まだ分からない!最終的には出身地岐阜に貢献できるような職人になるかもしれません!)

改めて本プロジェクトに関わらせていただきありがとうございました。

三重県の若者が三重県を知る
素敵なプロジェクトですね!
高校生の皆さんが制作した三重県民手帳 どうぞよろしくお願いいたします!

若いって良いなあ〜
今回はこの辺で
また次回〜(^o^)/
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