イエズス様は、聖体の秘跡のうちに、実際に現存しておられる
紀元700年ごろ、イタリア、ランチアーノに、聖バジリオ修道会の聖ロンジヌス教会
(現;聖フランシスコ教会)がありました。
そこに所属する、ある修道司祭は、毎日ミサを捧げつつも、聖体におけるキリストの現存が
信じられず、いつも悩み続けていました。
(現;聖フランシスコ教会)がありました。
そこに所属する、ある修道司祭は、毎日ミサを捧げつつも、聖体におけるキリストの現存が
信じられず、いつも悩み続けていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/ba/d762ef8f1ad8c0a35d30507850293ed3.png)
ある日、奉献文の聖変化にさしかかった時、両手に掲げた聖体のパンが、
突如、肉片に変わりました。
この時、彼は、錯覚だろうと思い、聖別を続けました。
ついで、ぶどう酒を聖別し、奉挙しようとした際、
ぶどう酒が、明らかに血の色、真っ赤な鮮血に変わっているのを確認しました。
彼は気が動転しました。
しばらく、気持ちを落ち着けて、
目の前で起こっている事柄を頭の中で整理し、
驚きと共に、自分の信仰の足らなさを悲しみ、
そして、このような奇跡をもって、ご自分の現存を証しされる主イエズスに、
喜びの気持ちが湧き上がりました。
彼は会衆に向かい、叫びました。
「あぁ、なんという神の偉大さよ!
主は、私の不信仰をお咎めにならず、
私とあなたたちのために、
今、誰の眼にも明らかなように、主御自ら見える形で現われました!
さぁ、ごらんなさい。
神は、ミサにおいて、私たちと深く結ばれることを証明なさいました。
さぁ、ごらんなさい。
これは、私たちの最も愛すべき、主イエズス・キリストの御体と御血です!」
すると会衆はたちまち祭壇に殺到し、
この聖変化の奇跡に感嘆し、感動の涙を流し、神をほめたたえました。
それから、長い年月が過ぎ、
肉片はそのままに、カリスの血は5つの異なる小さな球状になりました。
教区司教が、その血球の重さを測ると、
不思議にも、1つの小球は、5つ全部の小球の重さと同じで、
また、最も小さい小球は、最も大きい小球の重さと同じでした。
それらの肉片と血の小球は、
象牙の聖遺物容器に納められ、保管されました。
1713年には、象牙の容器から分けられ、
肉片は、銀と水晶でできた聖体顕示台に、
血球は、最初に奇跡が行なわれたカリスの中に保存されることとなりましたが、
密封状態でないにもかかわらず、不思議なことに、なんらの腐敗もありませんでした。
1970年11月18日、
このランチアーノの聖体の奇跡に科学検証が行なわれました。
アレッツォ州立病院の物理学最高責任者にして、
解剖学、病理生物組織学、顕微鏡臨床検査の権威オドアルド・ライノリー博士、
シエナ大学、人間解剖学の名誉教授ラジェロ・ヴェルテリ博士、
ランチアーノ大司教、コルトナ司教その他の立会いのもと、
科学的調査は約7ヶ月にわたり実施されました。
1971年5月4日、ライノリー博士により、分析調査結果が報告発表されました。
肉片も、血の小球も、人間のものに間違いない。
血の小球には、動物の血は微塵も含まれず、血液型はAB型である。
肉片に含有される血液もAB型である。
さらに、血の小球には、クロライド、フォスフォルス、マグネシウム、
ポタシウム、ソジウス、カルシウムなどのミネラルも含まれ、
蒸留検査においてはプロテインも検出されており、
つまり、健康体の血液が有する含有割合と全く同じである。
通常、肉も血も、死体から採取したものも、凝固したものも、腐敗は免れないが、
なぜ、これらが腐敗しないまま保存できているのかは解明できない。
肉片については、
人間の心臓の心筋組織、
心臓の壁である心筋の線状の筋肉の薄い膜である。
こころは、その人の人格を表わし、さらに、愛を表わしています。
このように、肉片が心臓の組織であったことから、
主イエズス・キリストによる聖体の秘跡の制定が、
聖心の愛から発するものであることがおわかりになるでしょう。
主は、御ミサにおいて、ご自身を捧げ、私たちに聖心の愛を、
聖体のうちに授けてくださるのです。
主は生きておられ、今も、私たち1人ひとりに、ご自身をお与えくださるのです。
主の愛を疑わないようにいたしましょう。
(☆最も崇高なエウカリスツィのサイトより掲載)
突如、肉片に変わりました。
この時、彼は、錯覚だろうと思い、聖別を続けました。
ついで、ぶどう酒を聖別し、奉挙しようとした際、
ぶどう酒が、明らかに血の色、真っ赤な鮮血に変わっているのを確認しました。
彼は気が動転しました。
しばらく、気持ちを落ち着けて、
目の前で起こっている事柄を頭の中で整理し、
驚きと共に、自分の信仰の足らなさを悲しみ、
そして、このような奇跡をもって、ご自分の現存を証しされる主イエズスに、
喜びの気持ちが湧き上がりました。
彼は会衆に向かい、叫びました。
「あぁ、なんという神の偉大さよ!
主は、私の不信仰をお咎めにならず、
私とあなたたちのために、
今、誰の眼にも明らかなように、主御自ら見える形で現われました!
さぁ、ごらんなさい。
神は、ミサにおいて、私たちと深く結ばれることを証明なさいました。
さぁ、ごらんなさい。
これは、私たちの最も愛すべき、主イエズス・キリストの御体と御血です!」
すると会衆はたちまち祭壇に殺到し、
この聖変化の奇跡に感嘆し、感動の涙を流し、神をほめたたえました。
それから、長い年月が過ぎ、
肉片はそのままに、カリスの血は5つの異なる小さな球状になりました。
教区司教が、その血球の重さを測ると、
不思議にも、1つの小球は、5つ全部の小球の重さと同じで、
また、最も小さい小球は、最も大きい小球の重さと同じでした。
それらの肉片と血の小球は、
象牙の聖遺物容器に納められ、保管されました。
1713年には、象牙の容器から分けられ、
肉片は、銀と水晶でできた聖体顕示台に、
血球は、最初に奇跡が行なわれたカリスの中に保存されることとなりましたが、
密封状態でないにもかかわらず、不思議なことに、なんらの腐敗もありませんでした。
1970年11月18日、
このランチアーノの聖体の奇跡に科学検証が行なわれました。
アレッツォ州立病院の物理学最高責任者にして、
解剖学、病理生物組織学、顕微鏡臨床検査の権威オドアルド・ライノリー博士、
シエナ大学、人間解剖学の名誉教授ラジェロ・ヴェルテリ博士、
ランチアーノ大司教、コルトナ司教その他の立会いのもと、
科学的調査は約7ヶ月にわたり実施されました。
1971年5月4日、ライノリー博士により、分析調査結果が報告発表されました。
肉片も、血の小球も、人間のものに間違いない。
血の小球には、動物の血は微塵も含まれず、血液型はAB型である。
肉片に含有される血液もAB型である。
さらに、血の小球には、クロライド、フォスフォルス、マグネシウム、
ポタシウム、ソジウス、カルシウムなどのミネラルも含まれ、
蒸留検査においてはプロテインも検出されており、
つまり、健康体の血液が有する含有割合と全く同じである。
通常、肉も血も、死体から採取したものも、凝固したものも、腐敗は免れないが、
なぜ、これらが腐敗しないまま保存できているのかは解明できない。
肉片については、
人間の心臓の心筋組織、
心臓の壁である心筋の線状の筋肉の薄い膜である。
こころは、その人の人格を表わし、さらに、愛を表わしています。
このように、肉片が心臓の組織であったことから、
主イエズス・キリストによる聖体の秘跡の制定が、
聖心の愛から発するものであることがおわかりになるでしょう。
主は、御ミサにおいて、ご自身を捧げ、私たちに聖心の愛を、
聖体のうちに授けてくださるのです。
主は生きておられ、今も、私たち1人ひとりに、ご自身をお与えくださるのです。
主の愛を疑わないようにいたしましょう。
(☆最も崇高なエウカリスツィのサイトより掲載)
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第1部 信経
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