Yahoo 知恵袋に投稿された質問(2009/10/12)
【イエスの復活を信じられないと信者になれないのか?】
イエスの復活を信じられません。 クリスチャンに真摯になりたいと
考えている主婦です。 キリスト教の死生観や教えに共感を覚え、
信者になることができたら…とずっと思い続けています。 しかし、
どうしても、「イエスの復活」が信じられず、そこを信じないとダメ
だと言われると、やはりクリスチャンにはなれないのだ…と悲しみ
でいっぱいです。 むしろ、信じられるものなら信じたい…!
といろんな文献など読んでみるのですが、自分を納得させて
くれるような内容には出会いません。
一読者の回答(2009/10/12 14:20)
イエスの復活を信じないと信者になれないというよりも、 復活を
信じられなければイエスを信じても無意味だと 私は思います。
なぜなら、イエスを信じる価値がないからです。「イエスは言われた。
「わたしは復活であり、命である。 わたしを信じる者は、死んでも生きる。」ヨハネ11:25 もしイエスが復活しなかったのなら、イエスでさえ
復活しなかったのですから、まして信者の復活など 出来るはずが
ありません。
ということは、上のイエスの言葉はウソになります。 イエスは復活が
ないのに、復活があるといって 人々をだましていることになります。
こんな嘘つきを信じて従う意味があるでしょうか。 もし復活がないなら、
キリスト教は信じる価値がありません。 それどころか、これほど悪い
宗教はありません。 なぜなら、12弟子達に始まり、これまで数多くの
人が 復活を事実だと信じて、迫害に耐え、死んでいったからです。
そして今もなお、世界の30%の人々をだまし続けています。 数多くの
人の命を無駄に奪い、今も騙している宗教として、 キリスト教は
この世から抹殺されなければなりません。 信者になれないではなく、
決して信者になってはいけないのです。
しかし、もし、復活が事実なら話は変わります。死からの復活という
科学的にはあり得ないことがもし事実なら、 イエスの言葉はすべて
信頼できます。信頼できるから従っていけます。 復活が事実だから
こそ、信者は復活を信じ、ローマの迫害の中でも 希望を持ち、
耐え忍ぶことが出来ました。
しかも、信者の数は 減るどころか、かえって増えていき、ローマ帝国
全土に広がりました。 それは、復活を信じて殺されていく信者の姿を
見て、人々の心が 動いたことを示します。そして、今も復活を事実と
信じる人々は 事実であるがゆえに、キリストの再臨の時、自分も家族
も友人も 蘇り、再会できるという希望によって、慰めを得ています。
キリスト教の葬式は明るいと言われますが、その理由は 復活信仰に
あります。もし、復活が事実でないなら クリスチャンに希望は
ありません。神は死んだ者さえ よみがえらす力を持つと信じられる
からこそ、 どんな状況になっても神は助けを与えられると、
クリスチャンは信じ、希望を持つ事ができるのです。
復活はクリスチャン信仰の土台です。 コリントの信徒への手紙
一15:12~20 「 キリストは死者の中から復活した、と宣べ伝え
られているのに、 あなたがたの中のある者が、死者の復活などない、
と言っているのはどういうわけですか。死者の復活がなければ、
キリストも復活しなかったはずです。 そして、キリストが復活
しなかったのなら、わたしたちの宣教は 無駄であるし、あなたがた
の信仰も無駄です。更に、わたしたちは神の偽証人とさえ見なされます。
なぜなら、もし、本当に死者が復活しないなら、 復活しなかったはず
のキリストを神が復活させたと言って、 神に反して証しをしたこと
になるからです。死者が復活しないのなら、キリストも復活しなかった
はずです。 そして、キリストが復活しなかったのなら、あなたがたの
信仰は むなしく、あなたがたは今もなお罪の中にあることになります。
そうだとすると、キリストを信じて眠りについた人々も滅んでしまった
わけです。 この世の生活でキリストに望みをかけているだけだとす れば、
わたしたちはすべての人の中で最も惨めな者です。 しかし、実際、
キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たち の初穂となられ
ました。」
(空の墓)
キリストの復活について書かれてある下記の「カトリック要理」2点を
参考にされてください。学ぶところ多いと思います。
①「教理対話:目次5 キリストが真の神である証拠
:御復活はキリストに対する全信仰の基礎 」➡https://blog.goo.ne.jp/eiennomisa/e/307d9a4ce3a84df014d0f080c894e096
②「尾崎神父のカトリックの教え(公教要理詳説)第1部 信経」の
第30項.イエス・キリストー8(復活)
『尾崎明夫神父のカトリックの教え(公教要理詳説)第1版(2021年)』
入門者や求道者からベテランの方にまでわかりやすいと好評な
現代版カトリック要理、自分で読んで納得し、さらに他の人々の
救霊のために、説明できるようになります。ぜひご覧ください。
第1部 信経
第2部 秘跡
ー以上ー
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