あのね・・

こんにちわ。

幸太だよ。

お母さんにかわってぼくがおとどけするね。

ぼくの一日は、おかあさんが毛布をはずして部屋の戸をあけてくれた時から始まるんだよ。

嬉しくてピョンピョンはねてると、じいちゃんがベッドから飛び降りてきて、かけっこしながらストーブの前にいくんだよ。

ストーブが付くと、じいちゃんはまた寝ちゃう。
今起きたのにーーー。

遊びたくてぼくは背中に乗ろうとしたり、尻尾をかんだりして少しさわいでて、怒られちゃうんだ。

つまんないからおもちゃを見つけて遊んでいると・・

美味しそうな匂いがしてきてごはんになるんだ！

あのね、ぼくにだけ２つもお部屋があるんだよ。
ご飯食べるお部屋と、湯たんぽさんと一緒にねるお部屋。

ぼくは、じいちゃんやナナねえのご飯を気にして食べ残すから、食べ終わるまでお部屋に居ないとダメなんだって。
そして、ぼくは「ちっこぼうや」だからベッドで寝たらだめなんだって。

でも、ごはんがカリカリから、お母さんと同じごはんになってから、残さないでぜんぶ食べてるんだよ。
ちっこも、たまにしかもらさなくなったんだよ。
えらいでしょ？

ご飯食べると、おかあさんたちは出かけちゃうんだ。

ぼくと、じいちゃんと、ナナねえでお留守番。

しまっておいたおやつを食べたり

おもちゃをかんだり、お昼寝したりしてると・・大きい兄ちゃんが帰ってくるんだ。

兄ちゃんはいつもじいちゃんから順番に散歩につれてってくれるんだ。ぼくは一番最後。

うれしくて、散歩の紐を噛もうとしていたら「幸太！」って怒られちゃった。

お散歩が終わってテレビをみているとおかあさんが帰ってくるんだよ。

ぼくたちは、夜のごはんをもらって、少しみんなでお話したりするんだよ。抱っこしてもらったり、
時々おかあさんがおどるのでぼくも一緒にくるくるおどったり歌ったり・・

いちばん楽しいな。

いっぱい抱っこしてもらっていて、眠くなったころにおかあさんが湯たんぽを作ってくれて
「こうたー、ねんねだよ」って呼んでくれる。
ぼくは、すぐにお部屋に入ってねるんだ。

ぼくのいちにち。

もうちょっと、おかあさんや兄ちゃんが遊んでくれるとうれしいな。