毎度おなじみ日本秘湯を守る会のお宿巡り。今回出かけたのは、お気に入りのお宿のひとつ「大丸温泉」だ。
毎回書いているが、大丸温泉は那須岳の麓にあり、標高は1250mというから、かなり高いところにある。
新幹線の那須塩原の駅からは900mくらい上ったところにあり、当然着るものも一枚違うという感じ。
10月最初の週末だが、十分涼しいというか人によっては寒いという感じか・・・さて、チェックインもそこそこに、まずはお約束の露天風呂「川の湯」に飛び込む。
っていうか、こちらのお宿に来てここに入らなければ、来た意味がないというべき名物だ。川をせき止めてそのまま大露天風呂にしているが混浴である。
もっとも、湯あみ着が用意されているので、女性でも抵抗なく入れるのがいいところ、温泉は透明でクセのないもの。よくよく見ると、かすかに硫黄臭がするが、飲用にもなる。
これまた毎回書いているが、ここより標高の低い那須湯本あたりは白濁した硫黄臭の強い温泉なのに対し、そこより火口に近いこちらが透明というのは不思議である。
また、家族貸切風呂も立派なところがあり、小さな子供などお連れなら、まずここで洗ってから「川の湯」に移動するのもいい。
こちらのお宿に来て、この家族貸切風呂を何度か使ったが、使用中だったことがない・・・逆に言えば、だれもが「川の湯」に飛び込んでいるという・・・
今回は、「川の湯」が貸切状態だったことがほとんどなく、苦戦したが、トップ写真のほか、明け方や夜になんとか撮影させていただいた。また「川の湯」はトップ写真の場所のほかに、上に二か所露天風呂があり、その三つで「川の湯」という名前になっている。冬季は上のひとつが閉鎖になる。
逆に時間とともに風情が変わるのを確認いただけるかと・・・今回も、一泊で通算4回ほど「川の湯」に入った。
また隠れスポットで、男性の内風呂には中二階に休憩スペースもあったりして、なかなか奥が深い。
もちろん内風呂もゆったりしているのだが・・・このお風呂と泉質は大丸温泉の最大の魅力であり、ここだけでも価値は高い。
大丸の源泉は、ここから下の多くのお宿にも供給されていて、それだけの湯量を誇っていることもよくわかる。
また川の湯は、日帰りでも楽しめるのだが、せっかくここまで来たらやはり宿泊してこそ・・・と思っている。
そのあたりは別稿にて・・・
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