アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

実家の夏祭りにて

2016-07-18 05:44:40 | つれづれ
実家の夏祭りは二つある。ひとつは、観光協会が主催のもので観光客向けが主体のもの。もうひとつは、古くから町で行われているもの。よって曜日は関係なく、毎年7月13日~16日に行われていた。


 行われていたと過去形なのは、昨年から日程が変わり14日~16日になったからだ。地元では長祭りと呼んでいて、主体となる若い衆はお祭り前日の12日から詰所に宿泊し、16日まで解放されないので、会社員やお店に勤めていると無理だ。
 ということで、今年は小生も帰省してきた。

 退職のお祝いにもらった獺祭を持ち込み、地元の友人とも飲んだりしたが、一言でいうと、メチャクチャ寂しくなってしまっていた。
 この日に何がある・・・ということも昔なら共有化されていて、町の人誰もが知っていたのだが、それすらもまったく共有化されていない・・・

 練って歩くところから、地元では「練り」と呼ばれている山車があり、若い衆バージョンと子供バージョンがあるが、それを追いかける観衆も少ない・・・
 なんだかなあ・・・これが、シャッター商店街の実情なんだなあと。聞くところによると今年の小学校の新入生は38人だったとか。



 小生の時は、学年で135人くらいいたので、1/4くらいになっていることになる。そりゃあ若い人がいなくなれば、町に活気が出ることもない。
 小さな町だが、三つの地区でそれぞれ立派なお神輿を持ち、一日ずつ担当していたのだが、それもいつまで対応できるか・・・

 メインのお神輿は日本でも有数の重さがあり、32人で担ぐが、それでも30分持ちこたえるのが厳しい。よって、町中を巡回するときは大量の担ぎ手が交代で行う。
 これまでは三地区で毎年持ち回りとなる当番地区が一日担当していたが、それも一地区では人員が無理な状況になっているという。

 生まれ育った町であり、現役の会社員の頃は行きたくても、曜日がよくなかったり、地方に転勤していたりしてほとんど行けていなかった。
 ようやく・・・というときになって、この現状を見るにつけ、なんとも複雑な気になってしまった・・・

 学校から帰り、まずは神社にダッシュしていたあの頃は、遠い記憶のかなたになってしまった・・・
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