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アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

神楽坂二人会

2016-07-04 10:00:08 | 落語
神楽坂にある牛込箪笥区民ホールという箱がある。名前だけ見ると、どこの区? なの・・・と思うが、まぎれもなく新宿区になるのに名称に新宿が入らないところが面白い。


 そこで、先日ごひいきの二人、菊之丞と三三が出る会があったので出かけてきた。その名も「神楽坂二人会」という。
 実は当日は昼夜二部制で、昼の部が白酒と扇辰ということで、正直どちらに行こうか迷った。さすがに通しはキツイので・・・

 さて開口一番は、三三の弟子の小かじ、始めたのは「出来心」だった。しかし出来はともかくとして着物の着こなしが悪く、ついつい襟元に目が行ってしまった。
 続いて三三が登場。例によってフワッとした不思議なリズムから空気を作っていく。始めたネタは・・・おお、「加賀の千代」だ。

 三三のパターンで甚兵衛さんとご隠居さんの掛け合いがたまらない。さすがに三三ワールドって感じである。
 そして菊之丞の登場だ。何を始めるかと思えば・・・おっ・・・これは・・・「茶の湯」だ。一之輔が得意にしていたが、菊之丞はどう仕上げる?

 そこはさすがに菊之丞、しつこくならない程度に仕上がっている。こういう空気感好きだなあ・・・って。というところで中入り。
 中入りをはさみ、再び菊之丞の登場だ。羽織、着物、帯すべて一席目と異なる。またいつものことながら高座着の趣味がいい。

 人によっての好みだろうが、佇まいのきれいな噺家さんってやはりいいなあ・・・と見ていたところで始めたのが「浮世床」。
 これまた最近一之輔がやっていたのを思い出したが、上下を通しでやってくれた。これぞ江戸前という世界を堪能できた。

 最後に三三が登場した。今度は何を・・・と思ったら、始めたのはなんと・・・「粗忽の釘」だ。むむむ・・・微妙に一席目の空気感とかぶるが・・・
 内容的には、これぞ三三という爆発的なくすぐりの数々でやられたが、いささか演出にくどさを感じたのも本音。

 変わらず粋な空気の菊之丞、やや味付けがくどくなりつつある三三。これから二人がどうなっていくのかまた楽しみだ。

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