末広亭鑑賞ツアー

先日、西武新宿線の駅で見つけたツアーに「新宿末広亭鑑賞ツアー」というのがあった。なんと、寄席に行くツアーがあるとは！ということで、チラシをもらってみた。


　まずはトップ写真の看板をご覧いただこう。初笑いという表記はいいとして、期日のところを見ると「雨天決行」とある・・・って、当たり前では(苦笑)
　しかし、そもそも寄席なんぞはフラッと気が向いたら行くようなもので、わざわざツアーにするものではないだろうってんで、チラシを熟読した。

　すると、このツアーは西武新宿線の主要な駅から出発し、西武新宿駅から徒歩で末広亭に行く。お目当ての寄席鑑賞は１２時～１６時半というから昼の部を見るわけだ。
　ちなみに末広亭は昼夜入れ替えなしだから、普通に行けば、夜の部も見られるんだが・・・ツアーで団体行動だと、ちょっとつらいか(汗)

　そうは言っても、このツアー、お弁当と飲み物がつく、しかも添乗員が同行するという。寄席の中では飲食はＯＫだから、食べながら見るのもいい経験だ。
　最少催行人員は３０名で定員は５０名、なかなかの人数だぞ。末広亭に５０名の団体客って、けっこう多い。で・・・帰りはまた西武新宿から電車に乗って・・・（笑）

　気になるお値段だが、交通費込みで５０００円！おお、微妙だ（苦笑）。個人で行って木戸銭が３０００円、お弁当を買って・・・夜の部までいられると考えるとなあ（笑）
　しかし、まじめな話、このツアーがあるということは、世間の人にはまだ寄席の敷居が高いのだろうか・・・

　ときに、気になることがある。当日の番組は、こんな感じで、昼主任（トリ）は三笑亭夢丸の予定だ。失礼ながら、寄席でしか見られない噺家が多い。
　ツアーのお客さんにとっては、いい意味で新鮮だろうが、テレビ等に出ない噺家が、こんなにいるのかと実感するに違いない。

　土曜日とはいえ、当日は５０名の団体が昼の部を席巻する。夜の部には、ガサッといなくなるから、夜の部の出演者はショックを受けたりしないか（汗）
　いやいや、昼の部のメンバーは、誰がこんなに客を呼んだのか、騒ぎになったりして・・・なんて余計なお世話かも知れない（笑）

　うーん、真剣に検討するとなかなか深いものがあるぞ。って、真剣に検討するなよ（苦笑）