さて、昨日の記事で樋口応援の記事をアップしたが、夜にはその樋口と三原がともにPBとなる70点台を叩き出し、一躍知名度も上がったかも・・・と。
ちなみにSPで70点を突破したのは、これまでの日本選手では浅田真央・鈴木明子・宮原知子の三人だけ。細かくいえば、採点基準が厳しい時代の浅田のそれはすごかったが・・・
ともあれ、これで現役の日本選手で三人が70点を突破したことになる。ますます五輪に向けて期待も高まる・・・ということになるが。
三原の方は四大陸、世界選手権と成果を残しているので、海外でもブランドになってきているかも・・・実は採点種目のフィギュアにとってこのブランドって大きい。
是非はともかく、バンクーバーのときのキム・ヨナの採点について、韓国の関係者が重大な証言をしていたことがあった。
要はキム・ヨナの演技について、採点委員の中に、あらゆる部分に加点をしていこうという空気が醸成されたというもので、問題はなぜ醸成されたのかと。現在でも当時の結果について、他の選手との比較や回転不足のスルー(どころか加点までされている)など、いろんな分析がされている。
それはさておき、瞬時に採点する人間にとってブランドイメージの影響は否定しにくいだろう。
現在の女王は、ロシアのメドベージェワだが、今回の国別対抗でも80点超えと別格の水準にいる。彼女のこの水準は基礎点に加え、加点のレベルが違うことで来るものだ。
平昌の金メダル候補の最右翼なわけだが、ともあれ、以前から書いているように、加点がどれだけ付くかは大きく勝敗を左右する。
「最高の演技」と称されたソチの浅田真央のフリーも、回転不足の減点があったり、(身びいきでみれば)なぜこのジャンプの加点はこんなものなの? という部分はあった。
話を戻そう。宮原・三原・樋口の三人は残念ながら小柄で、技の見栄えが出にくい。その点はある種覚悟せねばなるまい。もちろん加点のさじ加減の範囲でだが・・・
ただ、今回の大会での成績などを通じ、多少なりともブランド(知名度)が上がれば、それはプラスに働く。まさにポスト真央ともいうべき勢いを感じている。
平昌の五輪の代表争いは、ジャンプのパワーのある三原、総合力の樋口、精密機械の宮原の三つ巴に、演技に華がある本田・・・この四人を軸になるのか。
いずれにしろ、三原・樋口・・・よく頑張ってるぞ~って。
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