すでに皆さまご存じのことと思うが、スピードスケートの小平奈緒選手が、去る22日のレースで現役を引退した。
有終の美を飾ったのも小平選手らしくて素晴らしかったが、その後の立ち居ぶるまいが小平選手らしくて、ますますぞっこんになってしまった。
まずはこちらから・・・彼女のインスタのリンクだが、試合が終わった翌日にアップされている。
内容はいまだ被害の残る千曲川の水害支援のためのイベントを告知するもの。五輪前に彼女が一ボランティアとして、活動していたことは知られているが、このイベントにも参加していて、是非ご協力を・・・と。
常にあらゆる角度に、思いをめぐらしキメ細かな活動・・・彼女らしい。この記事もご参考に。
さらに、彼女は最後のレース当日、会場に来ていた子供たちにこちらの特製ノートをプレゼントしていたという。これをもらった子供たちの中から、第二・第三の小平選手がきっと出てくるのでは・・・と。
そして、引退会見で信州大の特任教授になることが報じられたが、その語り口も自然体で、力みがない。
さらに個人的には後ろの背景に「相澤病院」の名前が記されていることも、ファンとしては嬉しくなるものだ。
彼女が相澤病院に勤務するようになったくだりはこの記事で紹介しているが、彼女が、今でもこの件に深く感謝していることがよくわかる。
そして、さらには、テレビなどではあまり報じられていないが、札幌五輪の誘致活動に協力依頼があったものの、断っていたことも判明した。
その理由が「五輪を利用されたくない」というもの。このセリフ、すごい!
小生の知る限り、男女問わずこんなクレバーなスポーツマンを見たことはない。っていうか、ひいきの欲目は承知だが・・・
そして、そうした彼女の人柄が前面に出た彼女の顔・・・最高に魅力的だ。彼女が嫌いだという人は・・・札幌五輪誘致活動の人くらいでは(苦笑)
いわゆる恋人にしたい・・・という目線ではなく、人としてぞっこん惚れてしまった。やっぱり・・・いやさすがに小平奈緒だよって・・・
これからの彼女にますます注目である。
言葉の選び方、ふるまいの自然さ、業績は圧倒的なのに偉そうな威厳とは無縁。
けして難しい言葉は使わずに、深い余韻を残しますよね。
長野での引退レース、地元の観客の皆さんはどれほど誇らしかったことか。今後の活動でさらに多くの人たちに影響を与えていくでしょう。期待しています。
言葉や姿勢にこだわられるshimaさまなら、なおさら彼女の凄さを感じられるのかと。
控えめながら夏の五輪選手との交流支援なども話題になりましたし、海外の選手との交流の幅もすごいですよね。知る限りでは、英語、韓国語はもちろんのことオランダ語や、そのまた一地方限定の言語までネイティブ並みに話せるというのもすごいです。
本当に尊敬できる人だなあと。