アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

王楽ひとり会

2010-11-21 06:33:37 | 落語
さて、三遊亭王楽といえば、小生のお気に入りの噺家の一人であるが、よく行くにぎわい座の会をパスしたりしていたので、しばらく行っていなかった。

 その王楽の年内ラストのひとり会が、人形町で行われたので出かけてきた。開演20分くらい前に着いたが、意外に空いている。
 自由席ということもあり、前から二列目に着席。開口一番で出てきたのが、昇太の弟子の昇吉君。岡山大&東大卒という変り種という。

 道灌をやったが、口調もよく、将来期待したいと思った。まあ、口がゆがむ癖は・・・だが、なかなかよかったぞ。
 そして、まずは王楽の一席目。何かと思ったら、「宿屋の富」だった。かなりの熱演であったが、なかなかよかった。特によいと思ったのは、サゲの工夫だ。

 そして中入り後、ゲストという鳳楽の弟子の鳳笑だ。二ツ目になったばかりというが、うーん、緊張がきつい・・・っていうかマクラが長すぎる。
 ネタはかぼちゃ屋だが、上下を間違えたりして、正直ちょっと口には合わなかった。また暑い時期のネタで、ちょっとその点でも・・・

 といいつつ王楽の二席目。ネタ卸しの「首提灯」だった。かつて円生が得意にしていたネタだが・・・うーむ、まずまずこなれていた。
 やはり王楽は啖呵の切れがいい。この日もよかったが・・・残念というか、円生の絶品ともいえるサゲの形とは少し違ったこと。

 もっとも、長年の熟練の極みということからすれば、王楽のそれもこれからかも・・・
 会が終了後、いつものように出待ちで見送ってくれた王楽師匠。ご挨拶をしたが、小生のことを覚えてくれていたことに感謝である。

 これからも王楽を応援するぞ。と・・・
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