12月14日の朝、テレビで大々的に報じられていたのが、楽天が第四のキャリアを目指しているというニュース。
楽天が「第4の携帯会社」参入を正式発表、2019年サービス開始目指す
これは、総務省が携帯電話用の周波数帯として割り当てる予定の1.7GHz対と3.4GHz帯について楽天が電波の取得を目指すと発表したもの。
総務省では2018年に1.7GHz帯と3.4GHz帯を携帯電話事業用として新たに割り当てる方針で、NTTドコモに続き、今回、楽天が新事業者として名乗りを挙げることを決めたという。
楽天については、すでにMVNO事業に参入していて、NTTドコモ系の「楽天モバイル」を提供していて、先日もFreetelを買収したばかり。
逆にいえば、この買収により楽天モバイルの顧客数はかなり増えたのだが、実はこの伏線だったのかも・・・と。
ただ、これにより楽天モバイルがどうなるかは非常に興味深いところである。同社では、携帯電話事業を担う新会社を設立。2019年中のサービス開始を予定し、1500万人以上のユーザー獲得を目指すという。
おそらく一番の課題は基地局整備だが、2019年のサービス開始時に約2000億円、2025年時点で最大6000億円を金融機関からの有利子負債で調達する予定と。
秘湯マニアの小生としては、地方での電波の安定度合いが気になるところだ。スタート時のソフトバンクと比べてどのくらいになるんだろう。
気になるといえば、現在の楽天モバイルがどうなるかも気になる。すでに3年契約を前提にしたプランなどもスタートしている。3年後にもMVNOが続くとは考えにくいのだが・・・
たとえば、今仮定で話すのはいささか中途半端だが・・・楽天モバイルの顧客を原則として、新楽天に移行させるとすると、周波数の帯域が異なるので、使えなくなる端末が出てくるのでは・・・と。
その辺の集約と移行対応を注視していきたい。何しろFreetelの顧客でもある小生としては、多少なりとも関係があるわけで。
さらにいえば、これまでのキャリアと違い、現在同様にSIMのみの契約も続けてほしいし、少なくともこれまでのキャリアとは違う色を打ち出してほしいところだ。
楽天モバイルではキャンペーンの時には三木谷割なんて言われる破格値で端末を販売している。そんな型破りなことも続けてほしいものである。
かつてソフトバンクがプラチナバンドを初めて手に入れたとき、それまでソフトバンクがいかに不利な帯域で勝負させられていたかを知った。
といいながら、Y! Mobileをソフトバンクが手に入れたときには、ドコモやauが帯域がソフトバンクに有利だと批判していたことも・・・
さて、この結果どんなことになるのかしらん・・・楽しみなところである。
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