イタリア人より日本人は怠け者？

たまにはマジメな記事をしたためてみたい。というのも、毎度のことながら田舎の伊豆からの帰路、深夜にもかかわらずイライラせずにいられないほどの渋滞にハマったからだ。

　小生にとっては帰省でも、世間には・・・であり、約１５０ｋｍの道のりに８時間かかったりすると、なんとも悲しくなる。
　いつもその時思うのは、「観光地の田舎ゆえ、お客さまが来るのはいいことなのだが、この集中はなんとかならないものか」である。

　となれば、他の休日に休めないという日本らしい事情が背景にあるわけだが、ネットの記事を見ていたらこんな興味深いのが見つかった。
　要は、日本の祝日はイタリアに比べて圧倒的に多い。よって、日本人はイタリア人より怠け者だという論調なのだが・・・ほんとにそうなのか？

　イタリアで修行したあるオペラ歌手がこんなことを言っていた。日本人の夏休みは一週間くらいと話したところ、「日本人は一週間のために一年働くのか？」と言われたとか。
　小生も国籍上は日本人であり、世間と同じようなときにしか休めず、公休を毎年捨てまくっているわけで、どうかすると土日休むことにすら勇気がいるシーンもあったりする。

　みんなが休まないと休みにくいという、日本人の国民性こそが問題であり、それに対し、祝日の増加で対応したことがドツボだったんではないかと。
　おかげで、勤務日数が減り、ますます公休を取りにくくなっているのではないのかしらんと。

　お客さまの関係で土日に勤務することが必要なシーンはあるだろう。だが、日本の問題は、その勤務に対し、公休どころか振替休日すら取れないことだ。
　皆が、自分の好きなときに公休を取得できる環境を作ることの方がまず望まれることではないのだろうか・・・

　勤勉なイメージのあるドイツ人でも、夏休みとなれば２０日間くらいは普通だという。日本でそんな夏休みなど望むべくもない。
　いや、世間で派遣切りがこれだけ問題になっているときに、そんな気楽なこと言ってていいのかって、世間からは叩かれそうだが、やはりハートはイタリア人として悲しくなる。

　って、どうでもいいから、いいかげん車進んでくれよ～！（汗）