アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

埼玉県立 川の博物館

2016-07-01 06:00:09 | つれづれ
かやの家から帰路についた小生であるが、以前タモリ倶楽部で取り上げたことのある「川の博物館」というのがあるのを思い出した。


 早速ナビを入れてみたところ、花園インターから近いところにあることがわかった。到着したところ、トップ写真のような大きな水車が目に入る。
 この水車はシンボル的なもので、直径23mあるが実用ではないようだ。こちらは荒川沿いにあるが、結論からいえば「県立の荒川のテーマパーク」 という佇まいだった。


 子供には楽しい水遊びができるゾーンがあり、さらに荒川に関するさまざまな展示や水族館もある。ちょっとしたシアター型のライドもあって楽しい。
 個人的に興味深かったのは、江戸時代に荒川についても、利根川と一緒に流れを変える工事がなされていたという展示。
 
 江戸時代に利根川が、当時の江戸湾への河口から今の銚子へ曲げられたことは有名だが、同時に荒川についても瀬替えを行っていたのは知らなかった。
 かつての荒川は利根川に合流していたという・・・俗に「利根川の東遷、荒川の西遷」 というそうな。詳しくはこちらをご覧いただこう

 現代の意味がよくわからない公共工事を見るにつけ、江戸時代のそれは本当に日本という国のデザインを考えたものだったことがうかがえる。
 さらに隅田川の河口付近の洪水対策として、日本堤を作り、そのメンテのために吉原を作ることで、通う人が踏み固めてくれるという・・・理に適っている。江戸時代すげえ。

 さて、タモリ倶楽部で一番詳しく取り上げていたのは、荒川を千分の一にした大模型。これが見たくてきたと言っても過言ではない。
 甲武信岳に源を発し、東京湾に流れ込むまでの全長173kmのすべてを立体模型で見ることができる。途中、秩父やかやの家のあるところも確認できた。


 また河口は直前まで勤務していた豊洲あたりを確認できたし、なるほどなあと・・・こちらに公式サイトの説明がある。この模型の巨大さがわかると思う。
 ちなみに埼玉県の3分の2は荒川の流域になるんだそうで、これもまた言われてみれば・・・であった。


 さらに甲武信岳は、おそらく日本でも有数の分水嶺で、山のどこに降るかによって、東は荒川となって東京湾に、西は富士川となって駿河湾に。
 そして北は信濃川になって日本海にそそぐことになる。ほんとにわずかな差が、このように分かれていくかを考えると興味深い。


 楽しく遊びながら学べる「川の博物館」は、なかなか面白い場所であった。
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