出火原因は脂ののった鰻！

小生、今は水戸に平日在住、週末は東京という日々だが、引越し直前テレビニュースで水戸のニュースが流れた。それがなんと鰻屋の火事であった。

　テレビで思わず見入ってしまったのだが、懸命の消火活動にもかかわらず全焼したとやっていた。道端に生きた鰻がはねているシーンが生々しかった。
　この鰻屋さん、市内の繁華街にあり、３月２６日午後１時半ごろ出火し、木造２階建て店舗約２００平方メートルを焼いた。

　今般、消防本部から出火原因が発表されたが、火元は、くしに刺した鰻を回転させながらガスで焼く「自動魚焼き機」だったという。
　魚焼き機の火であぶられていた鰻の脂に火がつき、周辺にこびりついていた脂に燃え移り、換気扇のダクトを通じてさらに一気に燃え広がったらしい。

　うーむ、なんとも皮肉だが、長年たまった鰻の脂があだになったということか・・・つまり原因は「脂がのった鰻」だったというわけだ（汗）
　同店は静岡から「最良質」のウナギを仕入れており、約４０年続く人気店。昼食時とあって、火が出た時は約６０人の客で満席状態だったが、店員の誘導でけが人はいなかった。

　ケガ人等が出なかったのは幸いだが、水戸のスタッフによると、東京に比べかなり安く美味しい鰻を提供していたらしい。なんとも惜しいことをしたものだ。
　しかし・・・考えてみればこのお店、「最良質」の鰻でなければ、脂がこんなにたまっていなかったろうに・・・って、そりゃあ反則だよ（苦笑）

　道端の鰻も丸々と肥えなければ最良質にはならないだろうし、最良になってしまったが故にこの老舗で仕入れられ、はたまた火事に・・・人生はわからないものだなあ（汗）
　逆に脂がのっていなければ、スーパーあたりで仕入れられ、火事にあうことはないかわりに、しっかり蒲焼にされる・・・あちゃ～おんなじか。

　なんだかデブを売物にしているお笑いタレントのジレンマを思い出してしまった。このままでは短命に終わる。だが、やせればタレント生命が短命に・・・（涙）
　うーむ、お笑いタレントも鰻も、なかなか切ない板ばさみに耐えて頑張っているのだなあ・・・（←そういう問題かよ）

　小生は、鰻でもお笑いタレントでもなくてよかったなあ（苦笑）