御宿「こまゆみの里」は秘湯である・・・って、当たり前じゃないかって言われそうだが、後から考えるとそんなに遠いわけではないが、ずいぶん山奥の・・・そう、日本列島の真ん中あたりにありそうな・・・そんなロケーションにある。
自宅から住所をナビに入れたところ、想定した川治からのルートでなく、日光の霧降高原を回っていくルートが提示された。
自宅から約190kmというから貝掛温泉や大丸温泉、それに平の高房あたりとあまり変わらない。そして、「目的地に到着しました」とナビに言われたところが、上の写真の風景。
えっ、お宿らしきものがまったく見えず、つぶれた貸しボート屋さんとダム湖を渡る橋のみ・・・なんだが。
焦って、お宿に電話すると・・・「ああ、そこから4km以上あります」と。聞くと同じ番地が広大で、同じ番地でもまったく違うところだという。
指示された通り進み、ほんとにこれであっているのか不安になりかかった頃、突然目の前に現れたのがトップ写真のこちら。
この件もあってかなり遠い印象になった・・・お宿のロビーは広く、巨大なロッジ? みたいなノリ。
その一方でお部屋やお風呂への施設はかなりレトロで、快適な施設をもとめる向きにはお勧めできない。
また周囲にはコンビニはもちろん、お店などもないので、本当に山奥の一軒宿だ。料理は山の幸を中心としたもので、素朴なものだが、味は悪くはない。
ただ、豪華なものかと言われれば、それは違うとしか言えない。もっとも、お宿の料金自体が格安で、それを考慮すれば十分なレベルになるかと。
また、お部屋にはエアコンはなく、場所によってはスマホの電波もつながらない(この日はDocomo系とSoftbank系のSIMを使っていたが両方とも切れた)。
悪くいえば、完全隔離生活みたいな環境だし、お隣の部屋のテレビの音が聞こえてくるなども気になる人にはツライだろう。
それでも格安で、抜群の温泉に入れれば・・・という方にはお勧めできるが、快適な施設や豪華な食事を楽しみたい方にはお勧めしない。
そんなことをトータルで考えると、こちらに小生が次回来るとしたら、季節なども考えながら、あの温泉に入りたくなったとき・・・ということになるが、その頻度は高くならないだろうなあ・・・と。
個人的には、こちらよりちょっとだけ費用を足して「かど半」を選ぶかも・・・って。
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