アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

先斗町の話

2006-11-15 06:33:02 | 薀蓄
さて、gooのランキングなど見ていたら、こんなのが見つかった。うーむ、昔の風情のある町並みか、いいなあ。歴史マニアとして小生けっこう好きなのだが、その中に先斗町がランクインしていた。

 うーむ、京都時代を思い出すぞ、懐かしいなあ先斗町・・・ときに、この字で「ぽんとちょう」と読ませるのだが、日本語っぽくないとお感じの方も多いだろう。
 今日は、これをなぜ「ぽんと」と読ませるかについて語ってみたい。日本の中でもっとも日本らしい京都にあって、これはもともとポルトガル語だと聞くと驚くだろうか。

 そう、これは英語のPenと同じ語源のポントなのである。Penにはもともと尖ったものという意味があり、半島のペニンシュラとかペニスなんかも同じ語源である。
 実は、先斗町のあった場所は鴨川の川原の土手であり、その堤防が突き出て尖って見えていたことに由来するのだ。

 そう、先斗町とは突き出た町という意味なのだ。しかし、ここから日本らしい当て字がつく。先斗町が突き出た町なのは、形状だけでなく流行の先端でもあった。
 そこで、この「先斗」という時が当てられたのだ。つまり、先斗町は、流行の最先端という意味まで込めている点でオシャレな当て字といえるのだ。

 実は、伝統的な日本の祭りに見える祇園祭の山鉾の飾りの布がキリスト教のエピソードを取上げた外国製のじゅうたんだったり、京都という町の懐の深さは底知れない。
 まだまだ小生も知らないようなところで、京都の町のどこかに外国のものがあたかも日本古来のような顔をしてころがっているのかも・・・

 やはり、京都はおそるべしである。
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2 コメント

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社員旅行で行きましたよ! (keta)
2006-11-15 20:08:02
5年ほど前の社員旅行で、先斗町のすき焼「いろは」へ行きましたよ。追加注文しまくって、20人で40万円かかったとか・・・。今年は久しぶりに京都へ社員旅行へ行きますが、人数が増えたので「いろは」は断念しましたが。
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おお、京都ですか ()
2006-11-15 23:49:22
木屋町御池下ルの豆水楼がちょいとお勧めです。
豆腐ですし、大人数は無理ですが・・・
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