いやはや、期待していたとはいえ、ザギトワとの一騎打ちに勝利し、シニアデビューと同時にグランプリファイナルを制したとなれば・・・
【一問一答】紀平「全然想像してなかった」「北京五輪で優勝という夢がある」/フィギュア
で、日本ではいよいよ紀平ブームが白熱することになりそうだ。あいかわらず、突然新星が登場したかのようにマスコミは取り上げているが、小生は3年前から取り上げているし、少なくともマニアならば昨年の全日本で3位だったことは承知のはず。
シニアデビュー一年目での優勝という意味では昨年のザギトワもそうだし、レギュレーションの関係で平昌にいけるかどうかという差はあったが、同世代なのは間違いない。
何が言いたいかと言われれば、紀平を応援するのはいいとして、このまま手放しで世界女王に君臨すると思っちゃいけないよ・・・と。
ザギトワについては、今回ケガをしていたという話もあるし、紀平自身も(ザギトワは)もっといい演技をしてくると言っている。
忘れちゃいけないのは、今年不振にあえいでいるが、メドベージェワだってこのまんま終わるとは思えない。
世界選手権は、このまんま紀平が取る・・・なんて手放しで見ていては・・・だし、ただ、紀平が今回コメントしていたのが、「勝ったことが重圧になるのではなく、自信になる」という力強い内容。
さらにいえば、来年から紀平には多くのスポンサーが付くだろうというのも、ほぼ見えた話。真凛ちゃんがJALなのでひょっとしてANAとか・・・
少なくとも、今後紀平とザギトワを中心にレベルアップのしのぎを削る戦いになるだろうと・・・
すでにザギトワは3回転の3連続を取りこむことを予定しているようだし、すでに4回転を目指している選手もいるやに聞く。
日本の中でも今ケガに泣いているが、樋口もトリプルアクセルに取り組んでいるし、三原や坂本もさらにレベルアップしてくるはず。
まずは全日本・・・楽しみですなあ。
全日本では、SPとフリーをそろえた紀平選手を見てみたい!…何点でるんでしょ♪
一方、世界をみれば、ジュニアグランプリファイナル女子は5人がロシア選手。
次々と現れては消えていくロシア女子の中で、21歳のトゥクタミシェワ選手が復活してきたことに感心しました。
日本男子も“次世代”や高橋大輔選手を含め、注目したいです。
トゥクタミシェワもまだ21歳、そしてジュニアのファイナルのうち5人がロシアという現状を冷静に見れば、日本勢が対抗するには紀平一人ではだめですし、そのロシアのジュニア勢からすでに4回転にチャレンジしているという話もあるので、より一層のレベルアップが必要だと思います。
なにしろ北京までまだ3年ありますので、これからに期待時代ですね。