1月からドラマのクールも変わり、各局のドラマも出そろった。なんとなく惰性で見ているところもあるが、これは・・・というものや、見ないと決めるものも・・・
12月までのクールでは、趣里が主演の「Monster」が抜群に面白かった。朝ドラのブギウギとまったく違う姿にひきつけられてしまった。
最近のドラマの傾向って、「病院モノ」「刑事モノ」「弁護士モノ」が多いように思う。1月スタートでは川口春奈のアンサンブルが弁護士モノだ。
だが、今回個人的に注目しているのが「まどか26歳、研修医やってます! 」だ。その名の通り、病院モノで、ドクターXなんかとまったく違うもの。
主役は芳根京子で、TBSのドラマでは10年ぶりという。思えば2016年の朝ドラ「べっぴんさん」でヒロインを演じ、そのままスターダムに乗って・・・とはいかなかった印象。
朝ドラのヒロインとしては、なんとなくその後が地味な・・・どうして? と思ったが、この作品では、なんとも明るくて元気なヒロインを演じている。
脇を固める俳優さんたちも豪華で、重い雰囲気になりがちなテーマであるが、全体にトーンが明るくていい。
研修医というあまりイメージのわかない職業にスポットを当てているが、仄聞するところによれば、かつてはまったく違う制度で、今的にいえば超ブラックな環境だった由。
それが、このドラマでも取り上げられていて、昭和のオヤジたちが「俺たちの時代は・・・」と飲み屋で語るシーンなどもある。
これは、医師に関わらず普通の会社員だった小生にも「あるある」と頷いてしまうもの。小生も若き頃は、18時頃に上司から「この資料を作ってくれ」と言われ、「いつまでに? 」と問うと「急がない、明日の朝できていればいい」と言われた次に「ところで、これから麻雀行くんだがメンツが足りないので付き合え」なんてことが多かった。
今からいえば、超ブラックだが、それはまわりを見ると普通であった。そんな時代を自慢するつもりも、かくあるべしなんていうつもりもないが、このドラマでは今時の若者が、こうした昭和のオヤジたちとどう対応していくかを上手に描いている。
原作がいいのかも知れないが・・・
研修医は2か月タームでスーパーローテーションとして、いろんな科をめぐる。これからどんな展開になるか、けっこう楽しみな小生である。
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