アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

気がつけばシャッター商店街

2017-04-14 09:55:30 | つれづれ

小生の住んでいるところから最寄りの駅に向かう通りは、ちょっとした商店街になっていた。テレビとかでよく取り上げられている大山とかと比べるレベルではないが、いろんなお店が並んでいて生活には至便であった。

 

 あったと過去形にしているのは、その多くが立て続けに閉店してしまい、気がつけばシャッター商店街になってしまっているからだ

 以前から地方のシャッター商店街は問題になっている。小生の実家のある町も帰るたびにひどくなっている印象がある。ちなみにトップ写真はイメージで、小生の近くのものではない・・・念のため。

 

 地方の場合は、郊外型の大規模商店にすべてのお客さんが取られてしまって・・・なんてことも聞くが、東京でもシャッター商店街化が進んでいるということか。

 自分の肌感覚でいえば、まずはスーパーのコンビニ化の影響かと。駅の近所の大手チェーンスーパーは規模は小さいが、深夜まで営業している。

 

 帰宅時間の遅い方々にとって、駅に近いところにスーパーがあれば日用品はそこで買えてしまうので、商店街に寄る意味はなくなる。

 商店街にあった鮮魚を扱うお店が、たて続けに複数閉店したのはこのせいかと。だが、そのスーパーは洋服などは扱っていない。だから、洋服屋さんが閉店する理由にはならない。近所でも複数閉店したが、そのうちのひとつは、マッサージ店になっている・・・

 

 小生が今の地に住んで14年になる。住み始めてから、10年くらいはあまりさびれた印象はなかったが、本当にここ数年で一気に閉店ラッシュになったような。

 理由は簡単だ。モノが売れないからだ。これを俗に「景気が悪い」というはずだが、政府は「景気はよくなっている。民主党政権の頃と全然違う」と言っている。

 

 確かに、いわゆる大企業は官製相場による株高誘導で、ささやかな賃上げはされているし、企業の内部留保は史上最高だ。

 だが、どう見ても、町の商店にメリットが享受されるほどの効果などはまったくなく、円安誘導による原材料の高騰による利益率の悪化はいかにもしようがない。ただでさえ売れないのに、価格を転嫁すれば・・・だから。

 

 こちらの写真は、ほんとに駅の前にあった食料品店(小さなスーパー)のもの。青果を中心としつつ、手作りの格安弁当などで賑わっているように見えたんだが・・・まさか、このお店が閉店するとは思わなかったが。

 さらにショックだったのは、上左のスイーツのお店。名前を聞けば誰でもわかるクレープやジェラートのお店だ。駅近どころか駅構内からも購入できる駅直結店だった。この一年で、さらに閉店ラッシュが続いている。

 

 共謀罪だ、森友だと与党に対する意見が出るのに対し、いわゆるネトウヨたちは反論にいとまがないが、何はともあれ、この現状はいかにする。これも野党のせいだというのかと。

 政府与党に対する支持率は個人的にはなぜと思うほど高いが、期待しているのは「改憲」とか「共謀罪」とかではないはずだ。

 

 是非はともかく、日本人の多くは景気・経済を何とかしてくれよ・・・のはず

 そういえば、どこかの首相は最初、「景気回復までもうひといきのところに来ている」と何年も言い続けていたが、目の前のシャッター商店街は間違いなく、なんたらミクスが始まってからの現実だ

 

 東京でこの現実ならば、地方で景気がいいなんてことがあろうはずがない・・・

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