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毎度おなじみお気に入りの噺家、桂米團治の独演会。今年の夏もいつものように出かけてきた。
会場はいつもの「銀座ブロッサム」。会場に着くとトップ写真のような貼り紙が・・・毎回のことだが、米團治の独演会は必ず3席やるのが基本。
以前本人の口から聞いたのだが、師匠であり父でもある米朝の教えという。独演会と称して、実質1.5席程度の口演でお茶を濁す噺家も多い中、毎回3席とは嬉しい。
今回の席は、1階1列の11番という、しかも開演が午後1時という1並びで、なんとも・・・当然かぶりつきだ。
どうでもいい話だが、この会場の幕には、松屋・松坂屋・高島屋・東急・三越の名前が入っている。これもまた時代を感じるなあと。
今回も事前にネタ出ししていて、米團治のネタはわかっている。まずは開口一番、團治郎の登場。
始めたのは、「つる」だった。よくやっていると言いたいところだが、汗をかきすぎだ。この辺は、経験値の問題かも知れないが。
そして米團治の登場。一席目は「青菜」だ、基本的なストーリーは江戸のそれと同じだが・・・上方ならではの空気感がいい。
続いて、ゲストのしん吉の登場。吉朝のお弟子さんという・・・で、泥棒ネタの小話をつないで下りた。締めに泥棒が入った家で鯉を食べるのをやったが・・・これって、青菜ともちょっと被るんだが・・・まあいいかって。
そして米團治の登場だ。二席目は、直木三十五の小説「増上寺起源一説」を創作落語として演じてくれた。
少し前に大阪でネタ下ろししたばかりだというが、しっかりした構成になっていて、さすがは米團治と。
ここで中入り。以前ならここで米團治カレーをはじめいろいろなグッズの販売もあるだが、すっかりなくなっていて、ボーッと過ごす。
さて再開だ、トリの一席は「どうらんの幸助」だ。米團治自身が、江戸では絶対に演じられないというふれこみで始めたが・・・
このネタ以前も聞いているはずと調べたら、横浜にぎわい座のこのとき。2010年のことか・・・って。
思えば、震災前のことで、この時から今とで大きく変わってしまったんだよなあ・・・逆にいえば、まだ12年しか経っていないのか・・・とも。
この日の仕上がりもさすがの一言、大満足で帰路についた。気のせいか、米團治も少し老けた感じもしたが、それはお互いさまか・・・って。
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