ああ、名波よお前もか！

昨日、田舎でぼんやりテレビを見ていたら、なんとも衝撃的なニュースが入ってきた。あのジュビロの天才レフティ名波がセレッソにレンタル移籍したというものだ。

　日本が初めて出場したワールドカップフランス大会では、１０番を背負い、中田といいコンビだった。その後のアジアカップでは、中村俊輔をあやつり優勝に貢献した。
　だが、足の故障に泣き、日韓ワールドカップでは最後で落選。そのまま、代表に復帰することもなく今に至っている。

　もちろん、ひいきの引き倒しを認めるが、日韓でもドイツでもやれたはずだ。何より、中田でも中村でも、その個性を上手に引き出す能力は日本屈指のはずだ。
　その名波もこのところチームでは、世代交代の波にも乗り、出番が減っている。選手にとってつらいのは、出番がないことだから、セレッソ移籍はわからんではない。

　だが、もともと藤田・名波の名コンビに惚れてジュビサポになった小生からすると、なんともひとつの時代が終わった気がしてしまう。
　あの有名なＮボックス、サイコロの５の目の真ん中に名波を入れ、前に藤田と奥、後ろに服部と福西という構成の中盤は、美しく強かった。

　数々の日本代表を輩出した清水商業の大滝監督をして、藤田・名波のコンビのチームが一番だったと言わしめている、その二人が・・・ああ(涙)
　思えば藤田が移籍になる直前、ピッチでサポーターに向かって藤田残留を訴えたのは名波だった。その姿からは、「もっと俺は、俊哉と一緒にプレーしたいんだ」というメッセージが聞こえてきた。あのときから今は始まっていたのかも知れない。

　次代のリーダーは福西になり、そして西から成岡・菊地に行くのだろう。だが、いずれスタッフとして名波や俊哉が戻ってきたとき、どうなんだろう。
　そのときにも、ずっとジュビサポでいたいし、いられることを祈りたい。まずは名波のセレッソでの活躍を祈りたい。

　あのユニは、名波には似合わないと思うんだが・・・あっ、そういえば以前いたセリエＡのヴェネチアのユニにもちょっと似てるかも(汗)