アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

王楽にぎわい道場

2009-07-18 17:53:43 | 落語
さて、以前より小生三遊亭王楽がお気に入りであり、そのにぎわい座でのシリーズ勉強会といった会の「にぎわい道場」となれば、日程が合えば行くしかない。

 以前ご案内して以来、王楽の大ファンとなったCOACH・ユニクロと一緒に出かけてきた。今回は三席演るという。先発した二人がゲットした席はなんとかぶりつき。すごいぞ(汗)
 開口一番の後、王楽が登場。一席目は事前告知の「皿屋敷」だったが、ちょっと気になったのが、マクラ(というより世間話)が冗長だったことだ。


 噺はいつ入るのか気になり始めた頃、ようやく噺に入る。心なしかいつもより力みが見える。その力みが入ったまま皿屋敷に突入
 うーん、評価が難しい。十分面白いのだが、たとえばお菊さんの最初の登場シーンなど、ちょっと気張りすぎな感じがした。今後の磨きこみに期待しよう。

 とはいえ、しっかり楽しませていただきながら二席目。昨年のNHKの新人演芸大賞を獲得した「鼓ヶ滝」だった。
 これはさすがによくできている。安心して聞いていられる。聞いていて小生も稽古したくなるように感じた。だが、これまたマクラが長い・・・どうしたんだろう?

 とはいえご縁も感じた。マクラで出てきた浅草の焼肉屋は、その支店にCOACHやユニクロと行ったことがあるし、広尾のちゃんこ屋は初めて王楽を聞きに行ったとき、お向かいのレストランでお昼を食べたこともある。
 というところで中入り、再開時すでに20:50という・・・(汗)

 さてラストは・・・と思っていたところ三席目は「愛宕山」だった。これはほおっておいても熱演だろうが、大丈夫か?と・・・
 だが、結論からいえばこの日一番の出来であった。皿屋敷で感じた力みもなく、一八の軽い雰囲気がいい感じだ。しいて言うと一箇所言い間違いがあったが、全体としては明るい仕上がりで、クライマックスの竹を絞るシーンには引き込まれたぞ

 終了後、またまたCOACHは王楽に握手を求めていた(苦笑)
 いつものようににぎわい座近くで一杯やりつつ、今日の感想など語り合ったが・・・やはり王楽はいい。二人ともさらにファンになったようだ。

 いよいよ王楽も真打。このまま大きな噺家になってほしいものである。
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