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友人・知人の数多くが観に行き、ほぼすべてが感動したと言っていた映画「ボヘミアンラプソディ」、クイーンの何たるかなどまったく知らない小生だが、ミーハー気分で観に行ってきた。
公開されてからしばらく経ち、もうすぐ終わりかも・・・くらいの気分でチケットを取ったが、当日は見事に満席。これはすごい!
ストーリーはクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの半生を音楽とともに振り返るもの。最初にマーキュリー役の主人公が出てきたときは、「えっ、これが? 」だった。
というのは、どうしてもフレディといえば、こちらのイメージしか小生にはなかったからで、ストーリーが進むにつれ、だんだん本物に見えてきた。この辺はさすがだし、こちらの若い頃の写真など見ると、なるほど・・・とも。
小生自身、クイーンの曲と言われれば、ああ、こんな曲もあったなあ・・・というレベルだったが、聞けば、かくもCMに使われているアーティストはいないのではと。
さて、ストーリーそのものに触れるのはご法度であろうから、これ以上は触らないことにするが、彼自身が出自といい嗜好といい、いわゆるマイノリティで、見た目もコンプレックスがあったのでは・・・と。
この映画で小生初めて知ったくらいで、いわばド素人であったが、それでも部屋に飾られている着物や金閣寺のお札などに彼が日本文化への興味を持っていたことなどもうかがえたし、いろんな意味で感情移入してしまう小生であった。
クライマックスのライブエイドのシーンはまさに圧巻だったし、当時は実際の映像など見ることもなかったが、なんと当時の映像と、今回の映画のシーンを並べてある動画が見つかった。
この動画を見る限り、見事に当日の様子を再現していると言ってよさそうだ。
当時、ライブを見ていた人達にはおよばないが、それでもそこにいた気にさせてくれるようなパフォーマンスには鳥肌すら立った。
この手の映画でいうと、マイケルジャクソンの映画を見たことを思い出したが、調べてみたら2009年のことだった。
もう9年前のことだったんだ・・・と。でも感動でいえば、今回の方が・・・とも。それはストーリーや最後のクライマックスに至るところまでの布石と、そして歌詞のすべてが、クライマックスに集約されていたことに叩きのめされたからに違いない。
最後の歌声はもちろんだが、その歌詞のひとつひとつが、心につきささった。
今まで不思議な歌を歌うバンドという印象だったが、こんなにも・・・いやいや・・・皆さんが絶賛する意味がよくわかった。
私も特別な思い入れのバンド、ということではなかったですが、映画の構成、再現力に感動し、何度も涙しました。
音楽監修もしているギタリストは、「自分の若い頃かと思った」と役者の頑張りをたたえていますし。
音楽シーンは、ほぼフレディ自身の歌声を使うという技術も見事。
自分のラジオ番組で「ボヘミアン・ラプソディ」5分56秒をきっちりかけきったところでCMへって、我ながら気持ちよかったです…!
小生はともかく、shimaさんもクイーンについてはそれほどご存知なかったとは。でもテレビなどでも今話題になってますが、知らなかった人たちにも完璧に楽しめる映画でしたね。
小生もすっかりハマってます。