五合目まで上る人もいますが、そんな脚力は無いので富士山の周囲をぐるっと廻ってこよう、という企画です。
ルートとしては御殿場駅まで輪行し、そこから山中湖を皮切りに富士五湖をめぐり、本栖湖から南下して白糸の滝を見た後、富士駅か新富士駅に向かう。白糸の滝の時点で余裕があれば国道469号を東進して御殿場に向かい、富士山一周。そんな予定です。
自宅を出たのは7時くらいでしたが、なんだかんだ時間がかかり御殿場駅を出発したのは10時半。この時点で早くも富士山一周は無理かとは思いましたが、まずは出発。自転車に乗って。
御殿場から山中湖に行くには国道138号を直進するのが最短ではありますが、交通量が多く走りにくいと聞いていたので県道151号を走ることにします。富士国際ゴルフ場の脇を通って行くわけですが、この時点で斜度2%程度ながら延々と登りが続きます。
富士浅間神社を過ぎた時点で完全に峠道。そこまで急ではないのですが今までダラダラと登ってきたこともあり早くも足にダメージが来ます。
まずは籠坂峠攻略。御殿場駅からここまで600mほど登ってきました。
ここから100mほど下ると山中湖に到達します。
ちょうど昼過ぎでしたので、手近なところにあった三楽園にて昼にします。ほうとうはなかなか美味でしたが、ちょっと出てくるのが遅かったかも。
店を出て、とりあえず山中湖を反時計回りに走ることにします。湖畔にはサイクリングロードがありますが、路面は良くないので一般道と使い分けが必要。
御殿場を出た時点で気付いていたのですが、今日は富士山がまったく見えません。晴れているのに富士山だけ雲をかぶっており、それどころか富士山の方向からひっきりなしに雷鳴が聞こえています。今日登山した人は散々だったんじゃないでしょうかね。
さてお次は河口湖。やはり国道138号は避けて、県道717号で向かうことにします。
途中、花の都公園と言う所があったのでパチリ。
河口湖に到着。ご覧の通りホテルが建ち並び、開発されきっている感があります。湖の南側を走っても面白くないので北岸に廻ることにします。
このあたりの信号機には、いちいち富士山の飾りがついています。
北岸だと結構気持ちのいい風景が続きます。
お次は西湖に向かいます。河口湖から距離は無いですが、途中そこそこ急な坂を上る羽目になりました。
この西湖が富士五湖の中で最も開発が進んでいない印象です。やはり富士山方向は雲が厚く、顔を出してくれません。
続きまして精進湖。富士五湖の中で最も小さく、右側の写真が精進湖のほぼすべてを収めています。この北岸から見る富士山はとても美しいと聞いていたのですが…
最後に本栖湖です。湖単体で見ればここが一番きれいかなと思われます。
湖周囲のサイクリングロードは緑のトンネルのようになっています。木漏れ日が良い感じ。
本栖湖を走り終えたので、ここから一気に南下して白糸の滝を目指します。
本栖湖を出てからしばらく登りなのですが、その後は延々と下りが続きます。峠道と違いカーブがほとんど無いので気持ちよくダウンヒルが楽しめます。
朝霧高原を抜けて県道75号に入ると、森林の中のダウンヒル。ウヒャヒャ、たのしー。
そんなこんなで到着しました白糸の滝。この上流に川は無く、湧き水だけで構成された滝だとか。写真には写っていませんが、このとき工事中で完成すれば滝の近くまでいけるようになるようです。
こちらが音止めの滝。白糸の滝の近所、というかすぐ隣にあり、2つで1セットです。
さてこの時点で午後6時。夕暮れになっており、御殿場に戻るのは無理なのでJR富士駅に向かうことにしました。距離は20kmありますが、ここからさらに下る一方だったので大した苦労も無く到着できました。
富士五湖周辺は標高が1000m前後あり、東京に比べかなり涼しく過ごせます。富士山に登るとなるといろんな意味で敷居が高いけど、富士五湖めぐりくらいなら割と誰でもできるでしょう。
なお、登りが嫌いな人は富士急で河口湖駅まで輪行すると、標高の高いところからスタートなので楽チンです。その場合、山中湖はあきらめた方が良いでしょうけども。
精進湖入り口から本栖湖の間、GPSが動いていなかったのでログがちょっと変になってます。
