このレースにはBEX ISOYAの一員として参加するのですが、チーム割はお店に一任されています。久々の平地レースでもあるし、ほどほどのチームでマッタリ走れればと思っていたのですが、初心者の女性2名を含むチームのリーダーということになってしまいました。こりゃレースの成績云々とはまったく別の方向で責任重大です。
俺の白羽の矢が立ったのは、以前にグルメライドで一緒になって面識があったから、だと思うんですけどね。
チームはその女性2名と年配男性のNGKさん。あと俺の4人編成です。第一走者とアンカーは初心者にやらせるわけに行きませんので、何度も筑波に出たことがあるNGKさんに第一走者をお願いし、俺がアンカーを引き受けることに。実のところ、一昨年に第一走者を経験済みなので今度はアンカーをやってみたくはありました。
このレースのレギュレーションでは最低15回の選手交代が義務付けられています。単純計算すれば30分毎の交代でちょうど15回ですが、初心者に30分全力で走ってこさせるというのも酷な話で、もっと短いスパンで交代することになりそうです。選手交代は時間を食うので、上位を狙うならば厳格に管理する必要があるでしょうが、ウチみたいなチームはその辺テキトーで済みます。
いよいよレーススタート、まず第一走者のNGKさんが20分程走って俺に交代。直後にやってきた大集団に何としても合流しようと腹を決め、1コーナー出口で隊列が伸びた場所にサクッと割り込み成功。ここまでは良かった、ここまでは。
入ってみて気づいたのですが、この集団はやたらと速く、コーナー出口のインターバルもきついため周回を重ねるごとにジワジワとポジションを落としていきます。これはマズい、身分不相応なところに入ってしまった。とはいえ後ろに続く集団は見えず、ここから脱落すれば長時間の単独走行を余儀なくされます。それはもっとマズい。結局、この集団に必死で食らいつくしか選択肢はありませんでした。
後で気づいたことですが、これはどうも先頭集団だったみたいです。我ながらよくもついていけたものだ。まあピットインする直前には半ば脱落してたけどね！
さて、ここで俺の周回数と平均速度を見ていただきましょう。
1回目： 9週 42.7km/h
2回目： 7週 38.8km/h
3回目： 8週 36.8km/h
4回目： 7週 34.8km/h
5回目：12週 37.1km/h
1回目がクッソ速いのは前述の通り先頭集団のおかげ。そして1回目での無理が祟って2回目以降ズルズルとヘタレて行く様がよく解ります。・・・暑くなったせいもあるとは思いますけども。
なんやかんやで時間は過ぎ、アンカーの俺の順番がやって来ました。レース終了は18時ですが、17時半にピットロードが閉鎖されるのでそれまでに最後の交替をしなければなりません。17時25分頃にコースに出ると、ピットロードで目をつけていた小集団にとりあえず潜入。この時間帯になると集団が妙に安定しており、淡々と周回をこなすことになりました。
そんな状態だとスケベ心が出てくるもので、ホームストレートで集団先頭にいればいい写真を撮ってもらえるんじゃね？などと考え始めたわけです。
というわけで、珍しく俺が集団を牽いている写真がこちらになります。走ってるときは気づかなかったんですが、後ろが結構バラけてますね。集団コントロールなんてやったことが無いのですが、もうちょっと加速を緩めれば集団を大きく出来たんだろうか？
そうこうしているうちに18時、レース終了の時間です。せっかくアンカーなんだから、何の意味も無いけどスプリントごっこをやろう！と心に決めます。ホームストレート手前からポジションを上げて、同じことを考えていた人達と競り合いをしてゴール！いやー終わった終わった・・・と思いきや、どうもそういう雰囲気ではない。放送を聴いてると、フラッグを受けてから1週してゴール、なんだとか・・・
「え、終わりじゃないの？」
「もう1週するの？！」
「最後だと思ってスプリントしたのに！」（←俺）
などと悲鳴が上がりますが、ルールを理解してなかったこっちが悪い。すっかり緊張が切れてしまいましたが、集団の後ろにくっついてもう1週して今度こそゴール。微妙に締まらない感じになってしまいました。
レース終了後のパレードラン。アンカーを志願したのは、これをやりたかったからでもあります。
