どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

消防設備士受験

2007-06-19 | Job
先週末の6/16、消防設備士甲種一類と言う資格を受験してきました。
建物の中の消火設備のスプリンクラーや消火栓、これらの設備が設計出来る資格がこの消防甲一なのだ。

消防設備士は甲種四類(自火報)と乙種七類(漏電火災報知器)、
それに加えて第一種電気工事士の資格者でもあるので、学科試験問題45問中なんと38問が試験免除!
楽勝と思いきや、残りの7問で全てを判断されるので、失敗は許されないのだ。

難しかった・・・何かね、全部が引っ掛け問題。
相当性格曲がってるヤツが作ったに違いない問題。
7問中4問は見破ってやったよ。
フフフ

2問は引っ掛かったけどな。
( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

後の1問がよくわからない。
この1問が合否の境目だな。


続く実地試験は問題免除無し。
実地経験が少ない設計屋には踏ん張りどころの問題。
部品の写真見てそれを語ったり、故障してるポンプの症状から、原因の推定をさせられたり。
更には図面を多少書いたり。


勉強をはじめて3ヶ月。
もうやりたくねー
頼む、合格してくれ。
6/26の発表を待て。

仕切りがない教室/是か非か???

2005-02-14 | Job
今週から新物件の設計が始まった。
県内の公立中学校で、2階建てで総面積6,000m2程の計画。
教室数は各学年2クラスの6教室。
規模としては小さい学校だがその中身は・・・教室と廊下の間に仕切り壁のない、開放され過ぎの教室なのだ。

先週、本計画を進める上で、参考に同じ建築設計事務所が担当した、竣工間近の小学校を現場見学してきた。
2階建てで、総面積10,000m2程。
折半屋根と、大きなガラス面。
外観は、学校には見えない。

入口に入ってまず驚く。
2階まで大きく吹き抜けたホール。そして、ハリーポッターの映画に出てくるような、天井から吊り下がるカラフルな垂れ幕。
その垂れ幕には、各教室が何階にあるか、どの階段に向かうのかと言う案内が書かれている。
空調は、床に取り付けされている20cmの丸い吹き出し口からだ。
床下全てを空調して、その副射熱まで使う空調方式。
天井を含めて、木材が多く使われている。
しかし、木造と言うわけではなく、コンクリート壁に木材を内装材として使っているものだ。
天井には、網の目の様な木の枠で覆われている。
俗に言う天井材は使われていない。屋根の構造物が直接見えるのだ。


■吹き抜けの2階部分からホール内を撮ってみました■


これが小学校?

驚きは、教室区画に行って倍増した。
廊下、教室間の仕切がまったくない・・・。
そもそも、廊下と教室の区別すらないのだ。
ひたすら大きなスペースに、申し訳程度の壁が一枚。
その壁が、教室間を隔てている唯一の存在。

隣の教室の声が聞こえるのではないか?
授業中の教室の横を通る時、その生徒は注目の的になるんじゃないか?
低学年の子供達は、授業に集中出来るのか?


■左右の教室を隔てるのは衝立状態の壁。廊下(?)から撮ってます■


疑問を同行した設計者に尋ねると、現場と委員会での意見の相違があるそうだ。
この仕切りをなくした計画を進めているのは、教育委員会と呼ばれる人達。
いわば、現場に直接タッチしないお役人だ。
一方の現場の先生からは、生徒が集中できない。
また、使いづらいとの反応が大きく出ているそうだ。
一体学校とは誰のものなのか?

この計画は全国で推し進められていると聞く。
この壁をなくすと言う計画は、正解なのか・・・それとも間違いなのか。
昨今のニュースで、“ゆとり教育”の見直しが報道されている。
学力低下の問題、そして取り入れ直後から出ている先生からの悲鳴。
わずか数年で、見直しの話が噴出した“ゆとり教育”と、“間仕切壁のない教室”
根底に同じ問題があると感じるのは、世間を斜めに見る天邪鬼な俺の、穿った意見かな?


■人が来ると電灯が自動で点くトイレ入り口にある手洗。手洗器には自動水栓だっ!■

立場が換わると・・・

2004-11-30 | Job
今日の午後は、設計に関わった幼稚園の設計事務所検査に行ってきた。
立場は設計事務所の設計士だ。
現場に行って驚いた。
以前の会社に在籍していた時、仕事をくれていたゼネコンの担当だった。
立場が換わった・・・。

以前は無理難題を始終押し付けられていた。
しかし、同じ苦しみを味わう同志と言う感慨もあった間柄だ。
その人の心の奥までわかっていた間柄だったと理解していた。
ゼネコンの下で働くサブコンと言う立場を離れたのは2年前だ。
再び仕事の接線が交わったのが今日だったのだ。

現場に行って、直ぐに分かった。
相手も同じだったろう。
換わったのは立場だ。
仕事を監理するもの、監理されるものの立場が逆転していたのだ。

現場に行って、まず暖かい場所に座らされ、そして温かい飲み物。
手順の打ち合わせの後は、現場の検査だ。
図面と現場が同じように進んだかのチェック。
現場担当者としては、最大の緊張する場面だったのだろう。
仲のよかった担当者が、決して俺の前を歩かない。
話す言葉は敬語だった。

検査は2時間ほどで終了した。
その間ぎこちない会話に終始した。
検査終了後に“久しぶり”って感じで軽く話し掛けた。
検査中はいわば演技と受け取っていたのだ。
答えは・・・敬語だった。

立場を演じる必要は感じる。
上下関係を有耶無耶にする事は、流れを変えるからだ。
しかし・・・分かっていたが・・・悲しかった。

こうして一歩一歩大人の階段を上がっていくのかな。

・・・・。
って、そんな事言ってる歳じゃないじゃーん!
固い事言ってるんじゃないよ!
お前、正にゼネコン根性染みついとるぞオリャア!


<12/1追記>
幼稚園の画像アップしておきます。
ケンチク的にはちょっと凝っておりましたぞ。
驚くほど安い建築費なんですけど、やりようによってはいい物が出来るかなと・・・。


職業柄こんな行動しちゃって・・・と言うのあります?

2004-11-01 | Job
メールマガジンで「ほぼ日刊イトイ新聞」を購読しています。
そのメルマガ内で流行中の話題をひとつ。

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これって職業病?

・イベントに遊びに行ったら、会場の装置を見て収支ポイントを計算、
 グッズを買わないとペイしないと判断すると、欲しくもないグッズを買ってしまう。
・新聞記者なので、プライベートなメールの文章まで15文字で1行としてしまう。
・テレビの研究所シーンを見て、“こんな煙は出ないよ~”とついつい突っ込んでしまう。

※こんな話題で楽しませてもらってます。
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あるあるって感じですね~。
そう言う私も職業病と言えるものがあります。
私の仕事は、建物内の空調や上下水道、それにプールや温泉のシステム等を計画する設備設計屋です。
ちょっとニュースになりそうな大きな建物が建つと、見に行って色々偵察したくなります。
仕事がオフの時でもこの癖は抜けませんね。

昨夜はお通夜に出席していました。
静かにお経が流れる中、私の目は天井に釘付けに・・・。
空調の吹出し口が見当たらないのです。
焦りましたね。
設計屋ともあろうものが、メインの得意分野空調で、吹出し口を見つけられないとは・・・。

どこから吹いてるんだ・・・それで、どこから空気を戻しているんだ。
ん?お線香の煙の流れから行くと、上の方に上昇気流があるぞ。
と言うと、こっちの方に・・・おっ、あれか!?あれなのか???
いい仕事してるなぁ。まったく分からなかったよ。それにしても・・・音も静かだな。
吸音材でも貼ってるのか?
まてよ・・・あの方法だと、暖房の時に温度差が出来ると、足元は冷たくなるはずだ。
ちょっと靴脱いで床の温度調べてみるか。
・・・・・・。
やっぱりな。すげえ冷たいや。
考えはいいけど、詰めが甘いな。
まてよ・・・予算がなかったのか。
あるんだよな、外見にばっかりこだわっちゃって、いざ着工した後で内容が薄くなっていくパターン。
そうか。そうなんだな。
フッフッフ。
あまいぜ。
総予算は5億ぐらいだな。で、空調と給排水で1億弱・・・8千万ぐらいか。
すると手抜きするならあそこだな・・・。

静かな式の最中、俺はそんな事ばかり考えてた。
で、式が終了後は祭壇の裏にまで回って、自分の予想を確かめてきたた。
当たってました(笑)

・煙の排気が悪い焼き鳥屋に行くと原因と対策を考える俺。(勝手に)
・買い物中にトイレに行き、便器ががたついているとネジを増し締めしたくなる俺。(勝手に)
・火事になると自動で閉じる扉の前に、 その店が商品を置いてるのを見ると、
 怒りながらどかしたくなる俺。(勝手に)
・温泉に行くと、まずお湯の出口と排水金物からシステムを予想する俺。(勝手に)
・屋内プールで窓が曇っていると、原因と対策を考える俺。(勝手に)
・エアコンのスイッチを見つけると、設定温度を確認する俺。(勝手に)

ハァ。
こう言った事をやった後は、ちょっと虚しくなるんだよね。
調べてどうするって言うんだよ。
いつも自分に突っ込んでます。


また俺の同業者の友人の話も。
6,7年前だろうか、グアムで大地震に遭遇してしまった。
ホテルで夕食中に突然ドスンと凄い揺れが来た。
“これはまずい!”
って思いながら、テーブルの下に隠れていたが、揺れは激しくなる一方。
命の危険さえ感じたその瞬間、天井が突然破れて、大量の水がレストランに降り注いできた。
その瞬間彼は何を思ったのか?
「天井からこんな量の水が流れてくるとは・・・どこから来た水だ?ん?このホテルは高架タンク方式の給水装置なんだなっ!って事は、4トンぐらいの水は流れてくるな。」
泣き叫ぶ人たちを尻目に、彼は水が落ちてくるのを楽しみに見ていたそうだ。
“結構流れてくるな~すっげえ♪”
笑っていたそうだ。


みなさんは職業病ありますか?

待望の、ジョン・レノン ミュージアム!

2004-09-01 | Job
スポーツクラブの設計を予定している。
そこで、今日は朝から埼玉県内の大手スポーツクラブの施設見学会があったのだ。
お施主さんと、建築設計事務所の先生、それに以前俺が在籍していた会社の担当者だ。
会社は辞めて2年になるが、設計の仕事で繋がっている。
ありがたい事だ・・・。

一件目は和光駅前に春にオープンした超大手。
施設見学を実施して思った事は、この施設のグレードが今時ないぐらいにハイレベルだった事だ。
数社のゼネコンで競わせると、コストを落とす工事になるのでまずこの建物は出来ない。
内情を察するところ、施設の土地買収から大手ゼネコンが入り、計画自体をコントロールしていたようだ。
工事業者を見極める目を持った施主、いい物を作ろうとする設計者、技術を備えた工事業者がそろうと、このような建物が建設できる。

コストと品質。

この程よいバランス感覚を持つ施主。
貴重な施設だと思いましたね~。

2件目は浦和駅近くの施設で、竣工3年目の物件だった。
コンクリート打ちっ放しの外観。
デザインに凝った施設だった。
こちらもグレード的には上位クラスの部類に入るだろう。
ただ、削除する常套手段を数箇所やっていたので、予算的に苦しかっただろうとの想像は出来た。
敷地が狭い場所にうまく収めた計画だったが、工事業者の苦労は予想できたね。
設備の心臓部“機械室”は大変狭く。もし機器がトラぶった場合は、修理に戸惑うものだと思う。
建てるだけではなく、必ず起こるメンテナンスに気を使わないと、5年後10年後に慌てる事になるのだ。
どうするのかなぁ・・・・。
※こちらの施設。法律的にたいへん際どい事もやっていた。
 所轄の保健所さんの能力を疑ったのだ。

一日外出で結構疲れたね~。
浦和付近を車で走っている時、ふと目に入ってきたのは・・・。

 ジョン・レノン ミュージアムじゃん!!!

通り過ぎましたよ。
施主さんと一緒だし、時間は圧してたし・・・。
この夏の間に行きたかったんだよぉ。
別にいっときゃよかった。


ニセ温泉問題

2004-08-11 | Job
空調工事とセットになっているのが給排水衛生工事。
この二つの工事を行う、また設計する仕事にしているのが“セツビ者”だ。

今回は給排水衛生工事の分野でちょっとお話を。
最近ニセ温泉問題がニュースを賑わせてますねぇ。
長野/白骨温泉での入浴剤使用問題、そして一昨日の群馬/伊香保温泉、同じく群馬の水上温泉で井戸水及び水道水を使用していたと発表があった。

温泉旅館が嘘をついて井戸水を使っていたと驚かれた方も多いと思いますが、実情はとても微妙な問題だと感じます。

kawakero、実は温泉のシステム設計も、結構な物件で設計しました。そして、その全ての物件で、予備・バックアップ用として井戸水や水道水の補給装置が存在します。
永久に湧き出す温泉を期待するのではなく、足りなくなった時には不足分を井戸水から補給しちゃおう…そう言った装置です。
ちなみに、これは違法でも不正でもありません。

なぜなら“温泉”とは、浴槽100%を汲み上げた温泉で満たさなければならない…とはなっていないんですよ。
混ぜちゃってもいいんです。
(源泉が45℃を超えるような湯温がある場合、大抵は水を入れて温度を下げます。)

問題は…源泉の供給をストップして井戸水・水道水のみで運営しちゃった場合でしょうね。
井戸水を沸かして“温泉”を名乗ってはいけないんです。ただの“共同浴場”としなければいけないんです。入湯税を取っていた旅館は悪質だったと言わざるをえません。

温泉の施設にはバックアップ用の井戸水・水道水の補給装置があります。
このバルブを開くかどうかは、運営側の手にゆだねられています。100%なのか0%なのか、それは運営者のみぞ知る状況。
設計者にも、施工者にも分からない、運営側のモラル次第。

温泉は掘削した時が最大の湯量を誇り、その後減少していくのが普通です。減少した湯量を再確保するには、温泉を新たに掘削する方法しかありません。
莫大な費用が掛かる温泉掘削、客足が遠のいている温泉では不可能でしょう。


温泉とは?
(1)汲み上げた水の温度が25℃以上
(2)硫黄、マンガン、ホウ酸等20種類以上の物質で、何か一つが基準値以上(数値基準はいずれも低い)

(1)か(2)で、どれか一つを満たせば温泉を名乗る事が出来ます。25℃以上じゃなくても大丈夫なんです。低い温度でも、マンガンが若干含まれている…この井戸水で満たした浴槽は、温泉と呼べるんです。
日本各地、都心部でも温泉を利用した施設が目白押しで建設されています。
こんなところに温泉が?と言った場所は、低い温度の源泉だが、鉱物が一つ以上引っ掛かったので、それを沸かして温泉と呼んでいる…と言うのが現実。
言ってみれば、井戸水に毛が生えたような物。

基本的に、井戸水と温泉の違いは本当に紙一重。
肌がスベスベになる塩分豊富な温泉、臭いで一発で分かる硫黄豊富な温泉…それ以外はハッキリ言って専門家でも分かりずらい。
※成分分析器具持参してれば別だが(笑)

ニュースでインタビューを受けてた、井戸水温泉に泊まっていたお客さんには笑った。
「夕べ入った時には肌がすべすべしたんだけど、今朝になったら普通な肌だったからおかしいなと思ったんだ!」

分かるかっ、そんなの!

エアコンの高性能化は凄いのだっ

2004-08-02 | Job
ここ数年の家庭用エアコンの進化は凄いのだ。
冷気を感じない風、マイナスイオンを発生させる機種、水を供給しないのに、冬に加湿してくれる機種等ラインナップは本当に豊富。
冷やす・暖めるだけの機種を見つける方が大変なのだ。

CM等で耳にタコかもしれませんが、本当に凄い能力と言うのは、最近の機種は電気の消費量が極端に少ない事なのだ。
10年程前の機種と比べると、同じ部屋を空調するのに半分の料金で行う事が出来る。
これは、モーターの効率が上がった事に加えて、エアコンに組み込まれる基盤(頭脳)の発展の寄与が大きいね。

簡単に言うと、無駄な運転はしないようになっているんです。
以前の機種は、30℃から25℃に冷やそうと思うと、25℃になったところで冷房運転がオフになっていました。
今のエアコンは、30℃から27℃に落ちたところで運転をやめても室温は25℃まで下がる…これを日々の運転から学習してそれを実践していくんですよねぇ。

日本では電気は100ボルトを使っていますね。しかし、静岡県の富士川を境にして、北が周波数50ヘルツ、南は周波数60ヘルツと違う電気を使っているんです。

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■これは、明治時代に関東ではドイツから50ヘルツ発電機を、
関西はアメリカから60ヘルツ発電機を購入してしまったのが始
まりと言われています。■
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エアコンを含めて電気器具は、まったく同じ物でも、関東で使うより、関西に持っていった方が能力が大きくなります。数字で言いますと、1割以上大きな能力を発揮します。
そうです、周波数に比例して、関西の方が大きな能力を出すんですよねぇ。
実は、この電気の周波数は大変便利な代物です。この周波数を自分で変動して使ってしまう…それがCMでも耳にするインバーターと言う機能です。
使う周波数を0~100%(0ヘルツ~60ヘルツ)に変換して、能力を無段階調整しちゃう凄い機能なのだ。

最近のエアコンはほぼ全てにインバーターが組み込まれています。
設定温度差が大きい場合は、60ヘルツ・100%運転で(関東以北でも)最大能力を発揮。
設定温度差に近づいてきたら、10ヘルツにして能力の15%だけ運転。
こうして、無駄な運転をしないように制御を掛けているんですね。
ですから、室温も一定で快適、しかも電気料金は抑えられるとメリットが満載です。
唯一の欠点と言うと、室外機の騒音が大き目と言うことでしょうか。運転中“キーン”と言う金属音がしてしまいます。
うるさいなと思われるかもしれませんが、インバーターがんばってるなと、見逃してやってください(笑)

各社のエアコンを知り尽くすセツビ者が、匿名だから言える“この夏この機種が凄い”一台を言っちゃいますか…。

昨年“ぴちょん君”のキャラクターで有名になった、ダイキン工業/うるるとさららシリーズは凄い!
そのシリーズ中、もっとも凄いと拍手しちゃいますのが、冬の乾燥時期にありがたい【Rシリーズ】と言うやつ。
知人宅に入れてリサーチしてみましたが、冬の乾燥時期、室内を湿度50%以上に保てる事が出来ます。
それも、水の補給などしないでと言うのが凄いんだよねぇ。
マイナスイオン発生装置、換気機能まで組み込んであるので、窓を閉めっぱなしでも、室内は滝の近くにいるように爽やかぁ…。

10万を超える販売価格ですが、この高額機種が昨年から大ヒット中で品薄状態なんですよね。
ぴちょん君キャラクターに拠る所も大きいかもしれませんが、一度使ったら手放せない。それがこのエアコンかな。

エアコンで暖房は期待しない…そんな方も多いと聞きます。
以前のエアコンではそうだったでしょう。
今のエアコンは、冬も快適ですよぉ。

ダイキン工業ホームページ
  うるるとさらら
     ↓
http://www.daikinaircon.com/catalog/d-catalog/urusara/index.html

古いエアコンを調子悪いけど、まだ動いているから…この状態で使うと、効率も電気料金にもいい事ありません。
製造10年(使い始めて…ではない)を超えるエアコンは、買い替えを考えた方が、結果として全て良しとなる。
これが空調専門家から見たアドバイスかなぁ。

空調の大敵/最高気温が上がっているのだ

2004-07-16 | Job
空気調和設備の設計を仕事にしている。
と言っても、エアコンの機械を設計しているのではなく、建物にどう言った空調機を設置していくかを計画していくのが仕事なのだ。

空調機を選んでいくのに、大事な工程があります。それは、計画する建物に、どのくらいの能力の空調機が必要かを計算する<空調負荷計算>なのだ。
この時期部屋の中って当然暑くなりますよね?
その熱はどこから来ているのか…。大きく分けると以下の通り。

・外からの熱の侵入。外気に触れている壁の構造、及び面積と東西南北の方向
・外気が部屋に侵入する量はどのくらいか
・部屋の中に熱を発生する器具がある

と、この様な要因を建築からいただく図面から読み取ります。
細かい作業ですが、この作業が空調が利く利かないの基本中の基本。抜けがない様に、しっかり拾って後はPCに入力。

ここで触れたいのは、上記で書いている外からの熱の侵入。
部屋の中の温度と、外の空気の温度。当然温度差が大きい方が、大きな空調機が必要になります。

問題は…
過去10年の平均最高温度と言う数値を採用、外の空気の温度として計算していたんですが、その温度が関東では33℃前後となっていました。
ん?一昨年辺りから最高気温は、平気に35℃を越えちゃってますね。
北関東の前橋では、一昨日確か37℃。
そうなんです。過去使っていた最高金の設定…33℃を4℃も越えちゃってるんですよぉ。
この4℃、空調機を選定する場合、計算結果には大きく影響を及ぼします。設定をもっと上げるべきか…設備設計屋の雑談に、特に最近話題に上ります。

「外気温度が33℃まで上がっても、空調が利いていれば良し。35℃になったら空調が利かなくなっている…これは設計屋の計算精度が高い証拠!エアコンが利かないって文句が来たら、堂々と“空調機の選定ピッタリですね”と胸張っちゃいましょう!」
 ↑ 冗談交じりですが、空調設計屋さん達はそっと話してます。

でも本当は…35℃なんて温度になると、電話が鳴るのが怖くなります。
「エアコン利かないぞっ!計算ミスじゃないのかっ!」

怖いですねぇ(笑)

建築設備設計の仕事とは。

2004-06-29 | Job
EURO2004が準決勝までのインターバルで2日間中断。
なので、久しぶりにたっぷり寝れた~。
でも、予想通りと言うか、3時ごろ“ハッ”として起きたんだよね。体に染み付いてる(笑)

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ちょっと仕事のお話でも。
私の仕事は、建築設備設計士と言う仕事です。
建物の建設計画に携わって、主に建物の中の空調システムの設計、水周りの設計を担当しています。
建築設計と言うのがTV等で特に表に出てきていますが、実際には建物の計画はいくつかに分かれて、それぞれエキスパートが担当して行きます。

主な設計は以下の感じ↓
・建築意匠設計/俗に言う“建築家”がここ。デザイン・コンセプトをメインに担当
・建築構造設計/意匠設計が計画した建物を、実際に建てるに当たって構造等、骨組みを計画
・建築設備設計/水周り・空調システムを計画。私のお仕事
・建築電気設計/電気関係の計画。蛍光灯・コンセント・TV・LAN等

以上、計画の中心になって纏め上げるのは、建築意匠設計が担当しますが、意匠設計の下で、建築実施設計が入る事も多いです。
意匠設計が出してきたプランを、建材から窓のサッシに至るまで、とにかく全てに目を光らせます。
建築費を抑える目的から、建築実施設計がメインで、意匠設計も含んでしまう…このパターンが一番多いかな。

今日のお仕事。
昨日から始めたんだけど、某大学の熱源機器の更新工事の設計をやっています。
空調って、一般的なエアコンと呼ばれるものは、フロンを使った冷媒と呼ばれるものを配管の中を通し、室内を空調します。フロンを使う方法の他に、水を使った空調もあります。大型の物件は水を使うほうが多いですね。某大学の設計は、その水の方なのだ。
夏は冷水を作って配管に通し空調し、冬は温水を作って暖房します。屋上に冷却塔が乗っている建物を見た事ありますよね?冷却塔がある建物は、この水を使って空調する方式なのですねぇ。

冷媒を使う場合に比べ、水を使う空調は工事費が高めです。しかし、運転するには水方式の方が安いんですよね。その理由から、大きな建物ではこの水方式が使われる事が多いです。
しかしこの水方式の空調システム。冷媒を使うエアコンに比べ、とにかく計算する事が多いので、設計屋泣かせでもあるのだ。
今日中なんだけど…BROG書かないと、なぜか仕事が始められないだよね。現実逃避か!?(笑)

毎日のお供 <J-WAVE/81.3>

2004-06-23 | Job
仕事場にはラジオが欠かせない。
気に入って掛けているのは、東京のFM局<J-WAVE/81.3>なのだ。

起床:<Lohas Morning/鳥越さやか>
通勤:<GoodMorning Tokyo/ジョン川平>
仕事:<Boom Town/クリス智子>
          l
    <Gloove Line/ピストン西沢・秀島史香>
帰宅:<Jam The World/日替NAVI>
就寝:<Oh! My Radio/日替NAVI>

とまあ、こんな感じでRadio漬けなんですな。
仕事中に聞けるのが、どっぷりになってる要因かもしれませんね。
特に気に入っているのが、朝のジョン川平と、夕方のピストン西沢、更に水曜夜の<Oh! My Radio>ナビゲーターの、スガシカオはお薦めですね~。いい年こいて、気持ちが熱くなって来たりする事もあるんだぞ。
洋楽・邦楽を隔てなく、いい音楽を選曲して行く。そのスタンスの具合が丁度いい感じなのです。
あえて時流に流されてないところも好感がもてますね。

実はkawakero、メッセージやリクエストも送っておりまして、色々な音楽グッズを貰ったりもしています。
こりゃ、着れないと思ったTシャツをヤフオクに出したら、凄い値段になってビックリって事もありましたぞ。

※FMでは関東圏でしか聞けませんが、ケーブルチャンネルを使って、全国でも聞く事が出来るそうです。