話題のアマ球団、ゴールデンゴールズ(欽ちゃん球団)が我が地元にやってくる。
毎春、土浦市・かすみがうら町を舞台に行われる、かすみがうらマラソン大会へのボランティア参加だ。

土浦市中心部から南南東へ車で30分弱。
その桜川村にゴールデンゴールズの本拠地、桜川運動公園がある。
廻りにはゴルフ場ばかりが目立つ何もない場所で、高台にある球場からは、北の方向に日本第2の大きさを誇る霞ヶ浦を見下ろす位置だ。
一番近い大きな町は、土浦市となる。
その土浦市が、話題性をみて球団にマラソン大会へのボランティア参加を打診。
欽ちゃんは快諾と言う流れになったようだ。
では、毎日新聞地方版から記事を・・・。
4月17日に土浦市で開かれる「第15回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会」(毎日新聞社など主催)に、タレントの萩本欽一さんが率いる社会人野球のクラブチーム「ゴールデンゴールズ」のメンバーが参加することになった。詳細は決まっていないが、約15人が視覚障害者の伴走、救護ボランティアやランナーとして出場する。
同大会は、霞ケ浦湖畔を約1万人の市民ランナーが駆け抜ける春の恒例イベント。視覚障害を持つランナーの伴走ボランティアとして、毎年著名なスポーツ選手が参加している。今回は土浦市教委が、桜川村を拠点に地元密着を掲げる「ゴールデンゴールズ」に出場を打診、快諾を得たという。
参加メンバーの最終決定は2月下旬の予定だが、同大会事務局によると、出場予定メンバーとして元プロ野球・オリックスの副島孔太選手、常総学院の仁平翔選手、女子野球日本代表の片岡安祐美選手らの名前が挙がっている。また、萩本さんは大会前夜祭に参加する可能性があるという。
地元一大イベントのマラソン大会に、今年は欽ちゃん球団の参加が決まり、盛り上がる事は間違いないようだ。
大会は、陸連公認のフルマラソン(42.195km)と、10マイル(約16km)の2通り。
実はこの10マイルレースには、私も参加した事がある。
その時始めて、視覚障害の方と伴走者がペアになって走る姿を目の当たりにしたのだが、そのスピードに本当に驚いた。
視覚に障害のある方が一般道を走るのは、言葉に現せない不安があるそうだ。
その全てを伴走者に託して、ひたすら自分と戦う。
伴走者と自分とを繫ぐたすきを握り締め、そこからコースを“見る”のだ。
パートナーとなっている健常者の伴走を信じて、初めて走りに集中する事が出来る。
決して、伴走者が視覚障害者より走る力が劣っていてはいけない。
余力を持って、フルマラソンを走り切る実力と自信が伴走者には必要なのだ。
マラソンを趣味にしていた数年間、私はほぼ毎日10km以上は走りこみ、速度的にもかなりな自信があった。
しかし大会で、視覚障害者のペアと併走した時間、そのスピードに正直“負けた”と思ったのだ。
(※抜かれたペアのボランティア伴走者は、谷川真里さんだった)
ゴールデンゴールズは、社会人野球の精鋭が集まる球団だが、正直マラソンの走りに関しては未知数。
話題に飛びついた大会運営側、そして善意で伴走者となるゴールデンゴールズの選手達。
くれぐれも、この大会を目指す視覚障害を持つランナーの迷惑にならないよう努力していただきたい。
自信がないなら、出場は控えて欲しい。
伴走者のリタイアで、障害を持つランナーもリタイア・・・絶対に避けなければいけない場面なのだ。
(備考)
救護ランナーとは、普通にマラソン大会には出場しているけれど、具合が悪くなったランナーを見かけたら、レースを放棄して救護に当るボランティアです。
くれぐれも、救護ランナー登録しているゴールデンゴールズメンバーが、救護される立場にならないことを祈る!(笑)
(更に備考)
走り過ぎたのか膝を故障してしまってます。
いつかまた走りたい。
膝よ治れ・・・。