かやのなか

あれやこれやと考える

12/13 新宿

2019-12-13 23:10:09 | 日々のこと
携帯電話を家の充電器に挿しっぱなしで、朝家を出てしまった。
日中は携帯不携帯でも特に困ることはなかったのたが、夜、新宿眼科画廊で水素74%のお芝居「バディ」を観る予定があり、東新宿駅から時計も携帯も持たずうろ覚えで会場に辿り着くまでは、なかなかスリリングな体験をした。ラブホテル街みたいな路地を抜けるのだが、一歩裏に迷い込んだら何が起こるかわからない。ちなみに前回の観劇の際は、家に戻ってニュースを見たら裏のビルで殺人事件が発生していたことを知って驚いたものです。

劇の感想は、丁寧に作られていて会話劇のお手本のような作品だった。いわゆるいつもの自然な芝居、静かな演劇、の系統なので仕方ないのかもしれないが、面白みがあるかというと正直微妙だった。練習曲の発表会のような。上手いんだけど。上手いですね。それは素晴らしいと思いますが。とかいうと、また人の作品をくさしてばかりだわこの人、と軽く自己嫌悪に陥るんだけど、どうにかならないかな。今の所どうにもならない。

帰り道、JRの新宿駅を目指して歩いた。とりあえず明るい方に歩いていく、という虫のような挙動で実際に駅に着いたので間違いはなかったのだが、途中地下街で少し迷った。迷いついでに、服屋さんに入ってぷらぷらしていたら、ガーという音が聞こえてきて振り返ったら店のシャッターが半分も閉まっていた。ハリウッド映画さながら(そこまで俊敏じゃないが)とっさに半身でくぐり抜けて脱出した。ええ、と思って見回したら他にもそういう人がいたが、何食わぬ顔でさっさと歩いていってしまった。さすが新宿。なぜかそう思った。

12/12 なんでもない日

2019-12-13 01:19:08 | 日々のこと
観劇の感想をぽちぽち認めているが全然まとまらず下書きに保存したままだ。
このままお蔵入りになるのは避けたいが、既に三本分溜まっており、今週と来週で更に三本見る予定だからもしかしなくともオーバーフロー気味です。
全部の感想を書かなくったって良いのだが、頭で勝手に比べたり関連づけたりしてしまうから、脳内は常にフランス料理のフルコースを食べたあとの胃の中みたいに混沌としている。
なんてことを考えている時間が1日の中で最も幸せな時間で、いわゆる現実逃避というやつです。

今日は朝から天気が良く、気温も高かったが二日酔いでいささか不快なスタートだった。
この時期は通勤電車の車窓から富士山が見えるので、ひっそりと朝の楽しみにしているのだが、それすらも億劫だった。
電車の車内では、隣に座った男女が流暢な英語で軽快なトークを交わしていた。素晴らしい発音だが、いちいち仰々しくて鼻につくような感じもした。あれが本場のネイティブなのだろうか。
駅から職場までの道中にある公園の紅葉は見頃で、枯れた赤と黄色を朝日が透過していく光景にやや心が洗われる。
師走も半ばだというのに、地元よりも紅葉が遅く感じるが、なんとなく得した気分になる。
木曜だけ営業にやってくるカレー屋のキッチンカーを期待して昼を買いに出たら、定休日らしく、いつもの場所に何も停まっていなかったので意気消沈した。
夕焼けも綺麗だった。