大瀧 詠一が亡くなったことについて、何んと言えばいいのか、私はうまく表現できない。
悲しいとか、惜しい人を亡くしたというように言えない。
別に面識がある訳でもないし、私が音楽業界で生きている人間でもないから。
影響を受けたというように言える共通な基盤もない。
「はっぴいえんど」が解散したあと、大瀧さんがソロアルバムを発表したが、レコードを買った
訳でもない。そもそも妙な歌い方をする人だなと思っていた。
なので、「はっぴいえんど」の1stアルバムも2ndも、30歳を過ぎた頃に買ったくらいだ。
「Each Time」を聴いて認識を新たにしたくらいなものだ。
その後に「A Long Vacation」を買った。
その音作りには驚いた。すごい音数で、こんな音が押し寄せるようなのは聴いたことがなかった。
いま、 高田渡との対談をYoutube で見つけて聴いているが、その二人のすごさに あらためて 驚いている。
音楽を これほど思考しながら 作り 考えていた人だったのかと驚く。
とても並みの人間にはできないことだ。
高田渡さんとは、昔、空港で見かけて、サインをもらったことがある。あのサインを書いてもらった
手帳の切れ端はどこへ行ったのだろう。