手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

Heritage H-140 改造記 その2

2016年09月14日 01時29分45秒 | Guitar


Heritage H-140 改造記 その2

キャビティー内の結線は以下のような感じだ。

 

2本の白いコードはPUの中間タップだ。PRSのギターは大抵タップを使って疑似シングルPUにする仕組みを
備えているからだ。GibsonのLes Paul系のギターはそうなっていないので、中間タップは遊ばせてある。
トーン・コントロールの高域カット用のコンデンサはオレンジ・ドロップタイプだ。標準なのか
取換えられているのかは分からない。PUから来た出力をVRに繋ぐ位置がおかしい。これが意図的なのか
どうかは解らない。というのが、これはこれで 普通でない音が出るからだ。
回路的には以下のようになっていた。



 結線を通常のやり方に戻して音を出してみた。
うーーん、これは!!! PRSの音だ。明るくて質の良い高域が伸びた音だ。Les Paulのルックスが好きで
音は明るい音が欲しい人には向いているだろう。

が、私が求めるのは、本来のLes Paul系の音だ。

<< フロントPU 5310TM >>




ということで、即、PUの取り換えをすることにした。移植するのは 正統な GibsonのPUだ。
手持ちのギター(ジャンクのIbanez ST-300)に取り付けていた Gibsonの Classic57 を、取り外して使うことにした。

<< PRSの5310TM と Gibson Classic57 >>




フロントに Gibson Classic57 を取り付けたところ。



 これで、音は、Gibsonの音になった。少しくすんだというかDarkな感じの甘い太い Gibson Soundが
出てきた。ただ、最初からわかっていたことだが、GibsonとPRSのPUは出力の位相が逆だ。
Symore Dumcanのように、出力の2本の芯線に網状のシールドを被せた構造ではない。芯線を網目の
シールドが覆う(オーディオ的なシールド線)造りなのだ。なので、位相を合わせることができない。
なのでPU切り替えSWのセンターの位置では、逆相パラの接続になってしまう。

が、これはこれで、案外、カテッィングには使えそうなので、暫くこのままにしておくことにした。


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