2週間ほど前から、久しぶりに 半田コテを握っている。
まず取り掛かったのは、中高域のアンプとして使っていた EL34pp から 6384ppへの変更だった。
というのが、EL34ppも、それほど悪いアンプではなかったのだが、なんとなく中庸の音というか
あまり魅力を感じさせるアンプではなかった。
それで、比較のために クリスキットに換えてみたら、こちらの方が音がスッキリして解像度も
いい音が出てきた。
ということで、EL34を止めることにした。
それでは何にするか、、、、EL-12ppにするか、6384ppにするか迷ったが、これまで長いこと使い切れていない
感のあった6384に再度、挑戦することにした。
初段は、そのまま EF184の三結合として、位相反転も6FQ7のムラード型にした。
是枝氏は、6384は電流を多く流した方がいいと言っておられるが、それだと18wくらいの出力しか
取れないのと、中高域用なので、低域の力強さとかは必要ないので、出力を重視して
プレート電圧をできるだけ上げる設定にした。とはいえ電源トランスの都合で約380Vに設定。
問題は、スクリーン電圧の扱いだ。ここは280V付近に設定。
仕上がりのゲインは30dBちょっと。
ウーファのTL1601の能率が約97dB。中高域の DYNAUDIOの20W75が能率 約90dBなので
ウーファを駆動する金田式パワーアンプの利得が20dBなので、それ位で仕上げる必要がある。
で、作り上げて音を出すと 少々、高域に癖があるが、元気な音が飛び出した。
Vocalもいい。 が、Classicのオーケストラでは、ちょっと うるさく感じる。