手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

金田式 DCラインアンプ 

2010年10月12日 00時26分41秒 | PC_Audio
この3連休で、なんとか No.210もどきの Lineアンプを試作することが
できた。と言っても、ほんの少し前に音出しまで辿り着いた状況ですが、、。
 以前、試作したMCヘッドアンプのときに使った小さいアルミシャーシが
あったので、それを流用した。

<<全体>>



電源がないというは、実にスペースをとらない。
AC電源にまつわるハムの心配もない。ただし、電源の管理が少々、
面倒か。
 私は、Lineアンプの類は、電源を入れっぱなしにすることが多いので。
さすがに、狭くて、かつ いよいよ手持ちのVRもなくて、適当な4連式の
VRしかなかったので、それを使った。5KΩだ。

回路としては、純正金田式とは違って、非反転アンプだ。
利得は、約8倍。8.2k と 1k の抵抗を使っている。
入力側にその5KΩのVRを入れている。出力はC(2μF)で切っている。
 終段に使う A606の手持ちが少ないので、別の石でということで
試してみた。

<< 2SA81 8使用 >>



幸い、発振もせずに、うまく使えた。音の違いは、私にはわからず。

<<どうやら 発振 A1358>>

もう片方の基板には、最初、適当に 2SA1358という石を繋いでみた。
電源を入れるとメインアンプのアイドリング監視のフルスケール2Aの
電流計が振り切れた。通常のアイドリングは0.2Aだ。
保護回路が入っていないので、FUSE頼みだ。幸い、石は飛んでない。
どうやら発振らしい。負帰還の抵抗に43pFのコンデンサを抱かせたら
止まった。

が、まずい感じなので、本来の A607を付けた。

<< 2SA607使用 >>



これで両chとも なんとかOKな感じ。

で、音出し。
何とか無難な音が出ている。

そうそう、今回は、最後の出番だと思い 2段目には、2SA726Gを
使ってみた。もう使う機会もないだろう。12-13個あり、Hfeが揃ったのが
なんとか3組取れたので、使った。
その後の石も2SC1775Aだ。 2SC2240でも良かったのだけど。
 これは、たぶん30年ほど前に買った石だ。

抵抗は、適当なのがないときは、手持ちを使った。
ということで、かなり金田式から かけ離れているかもしれない。

その音の方だけども、手持ちのSATRI-ICのと、切り替えて
聴いてみた。
 
残念ながら、あまり違いを感じられなかった。ガッカリ。
 贔屓目に見ると、金田式の方が、輪郭が少しくっきりして
いる感じかな。
SATRIの方は、音が柔らかく聴こえた。

ま、適当なカップリングコンデンサをかませての音なく、
「純金田式」ではないので、こんなものかも知れない。
少々、疲れました。






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