EL156pp 再挑戦 その23
今回は、初段の差動回路の球をWE407から12AU7に変更したのとEL156のSGへの電源供給を普通の方法に変えただけなので、作業は簡単だった。それでも、電源投入のときは慎重になる。
まずEL156は抜いた状態で電源を入れた。初段への電圧は終段がないので少し高めに出る。ほぼ予定どおりだった。
電源を切り、EL156をセットし、バイアス電圧を深め(-40Vほど)にして通電。2段目の5687のプレート電圧を揃えるために初段のカソードの半固定のVRで調整。ほど予定どおりの320Vに収まった。
最後は、EL156のバイアス電圧を調整してカソード電流を55mAに設定した。
この時点でプレート、SG電圧は約430Vだ。測定はしていないが、これで45Wほどの出力は得られているのではなかろうか。全体の利得や周波数特性は省き、音出しをすることにした。
モノラル・アンプなので、片方は常用の6384ppを使う。
まず、ノラ・ジョーンズの1stアルバムを聴いてみた。
、EL156の方がゲインが高いようで、VRを少し絞った。
ウーーン、、EL156(右チャネル)の方が、音場感、臨場感が良い感じだ。
これは予想外の結果だった。
家族から断捨離を言われている中、アンプは増やせない。EL156がほどほどであれば知人にでも譲るかオークションで処分するつもりだったが、これは困ったことになりそうだ。
知人から「久しぶりにオーディオ道場(熊本では、名の知れたオーディオ・マニアが集う場所)へ行かないか」と誘われているので、もう片方のアンプも手を入れてみようかと思っている。
こちらが、うまくいったらどうしよう!!
オークションで、興味深いギターがあったので、2本も買ってしまったし、、、。
全然、断捨離になっていない。