手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

6384 vs EL156

2022年01月24日 00時33分06秒 | 真空管アンプ

6384PPとEL156ppの鳴き比べ

EL156ppのアンプも問題なく動作しているので、この際、これまでのリファレンス・アンプだった6384ppを見直すことにした。
というのが、現在6384は使用中の4本と予備の2本を持っているが、使用中の球も4本のうち2本はロゴが消えている。予備の2本も1本はロゴが消えている。かつそのうちの1本はゲッターが無くなっている。なので果たして正常に作動するか不明だ。最悪の場合は、同等管と言われる6AR6を4本確保はしている。が、この球を6384と混在して使える訳ではない。
 そんなことなどを考えて、BENDIX 6384ppを6AR6互換として使えるように、軽い動作となるように手を加えることにした。
(1)プレート損失を下げる。
6384と6AR6の大きな違いはプレート損失だ。

6384 : 30W
6AR6 : 21W

なので、現在、電源トランスの320Vタップを整流して430Vほどプレート電圧をかけているのを、280Vタップに変更する。その結果
プレート電圧は 432V -> 384V
SG電圧は 298V -> 290V

実は、このSG電圧をどうするか悩んだ。6384という球は、SGの処理が音(動作)の肝のような気がする。
最大定格ではSGの電圧は325Vだ。260Vくらいまで下げたほうが良いのか。わからない。

初段と次段の電圧配分は元のままで良いはずなので、整流後の電圧が下がったので、それに合わせていくつかの抵抗を交換。これが意外に手間取った。

昨夜から作業をして、今日の正午に終了。早速、音出し。
最大出力はたぶん2割ほど下がっていると思われるが、通常の使用では問題ないと思われる音が出た。
聴き慣れた音だ。

次にEL156で鳴らす。

これを聴くと、たぶん誰でも 6384 の音は硬い、神経質と言うだろう。

 



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