手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

EL156pp 再挑戦 その22

2022年01月07日 00時50分02秒 | 真空管アンプ

EL156pp 再挑戦 その22

EL156ppアンプをどうするか、いろいろ思案していたが、回路および使用している球も見直すことにした。

1、EL156のスクリーン・グリッドへの電圧供給をツェナーダイオードを使った簡易な安定化電源としたが、これを止めることにした。その回路はオーディオ専科が販売していたAP-828というキットに用いられていたものだ。MJ誌の1999年4月号に松岡洋三氏による制作記事を参考にした。
当時のキットで1台が\125,000という価格だった。もちろんEL156は中国製だ。
この回路で使われていたツェナーダイオードが1N4752(33V 1W)という型式だった。これを入手することができなかった。
常用アンプの6384ppでは、うまく行ったのか、良い結果が出たように思う。でもEL156の場合はスクリーン・グリッドに流れる電流が多い。なので手持ちのツェナーダイオード(1/2W)では荷が重すぎたと思われる。
ということで、この簡易安定化を廃止。

2、初段の差動増幅にWEの407を使っていたが、あまり効果があったか不明なので普通の双3極管を使うことにした。ヒーター用の直流20V電源が不要となる。

3、初段の球は、一般的なものにすることにした。
候補は、音の面からは6DJ8だが、EL156は感度が良いので、ゲインが大きくなるのでパス。
6072あたりが良いのだが、知人に譲り渡すことも視野に入れると、一般的な球が良いだろう。
そうなると無難なところで12AU7系に決めた。ゲインの低いアンプになるかも知れない。
試作の段階では12AU7のSQ管といわれているE80CC(40年前に入手、殆ど常用アンプとしては使わず保管していた)を使ってみたい。

1時間ほど前に、とりあえず配線などの変更作業を終えた。シャーシ内が随分とスッキリした感じだ。

通電は明日にしよう。

 

 



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