手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

EL156PPにE80CC

2022年02月28日 00時06分04秒 | 真空管アンプ

EL156PPにE80CCを

EL156ppに手を加える箇所はないと思っていたが、少し気になっていたことがあった。
それは、初段の球だ。使ったのはMATSUSHITA 12AU7/ECC82と壁面にプリントされたものだ。
一応、汎用の球よりはグレードが高いようだ。
これまで12AU7を常用アンプで使うことはなく、汎用の球をギターアンプの保守用に保管している程度だった。
が、先日、真空管の断捨離をオークションでやった。そのときにジャンク箱から出てきたのが「E80CC」という球だった。かれこれ30数年前に、オーディオにのめり込み始めた頃にひょんなことで手に入れた初めてのフィリップス製の「高信頼管」だった。たまにプリアンプに使った記憶はあるが、「いい球」だと感じた記憶はない。要するにシステム全体のクォリティーが低かったから判別などできなかったのだと思う。
機会あるごとに試したのだろう。壁面のロゴがほぼ消えていた。
今のシステムであれば、E80CCの出番がありそうな気がした。
ということで、12AU7に替えて挿す。当然ながら次段の5687の上下のプレート電圧のバランスがかなり変わった。E80CCのカソード間に入った半固定VRで調整。
これで準備はOK。
音出しをする。
最近は、チェック用のCDはスメタナの「わが祖国」を使うことが多い。出だしのハープの音をはじめ、小音量の楽器から始まるからだ。

E80CCを使った音は、悪くない。微妙ではあるが、心なしか膨らみが増した感じがした。



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