末弘軒は富山の中華そば屋としては最古参、
創業は昭和の初期に屋台で始めたところまで遡る。
柳の下通りと呼ばれていた現在の大手モールにお店を出してから
「柳の下」と呼ばれて地元民に親しまれてきました。
末弘軒の公式HPには本店と大和店のみが掲載されてますので
藤の木店は現在3店舗ある末弘軒のうち
唯一の暖簾分けの支店のようです。
そして唯一クルマで乗り付けられるお店です。
「末弘軒」と言えばワンタンメン
ワンタン(麺は入っていません)が別メニューであるのが面白い。
・・・カツ中華って何だ???
うどん・そばや丼物もある。
テーブルの調味料は黒胡椒・一味のみ
超シンプル!!
厨房はおばちゃんが一人だけ。レジもフロアもおばちゃんが兼任の完全ワンオペ。
テーブル席は4人×4と2人×2
小上がりも2卓あって満席で20人以上入れるけど、おばちゃんのワンオペじゃ大変だ。
ボクが行った時は10人程の客が居たけど殆どは作業服の男性だった。
ワンオペじゃ相当時間がかかるかな?って思ったけど、杞憂だった。
それなりの時間で着丼した。
末弘軒なので当然ワンタンメンを注文
シンプルな中華そばの景色だ。
チャーシューは噛み締めるタイプ・見え難いけどワンタンがたっぷり入っている。
鶏ガラと昆布ダシであっさり関西系スープが特徴
麺は自家製手打ち、多加水手揉み麺
手打ち麵は太さが不揃い。
いかにも手打ち麺って風情。
麺の太さにバラツキがあると茹で具合が一定にならないので
食感が悪くなりがちなんだけど
ちょっと柔めの麺はバラツキ具合が面白いアクセントになって
食感を楽しく演出している。
トロトロ・ふわふわのワンタンはたっぷり10枚程入っていただろうか。
小さいけど挽肉も入ってるタイプでした。
ワンタンメンはそば麺が少ないみたいで、もう少し麺も食べたいと感じた。
本店のメニューにはワンタンメン 麺大盛とか小ワンタンメンの麺大盛とか
ワンタンと麺のバランスを選べるメニューが有るみたいだけど、
ワンオペのおばちゃんにそこまで望むのはちょっと酷だな・・・。
とってもやさしいお味でした。ごちそうさまでした。