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日産・フーガが売れないワケ

2020-05-09 20:41:48 | 自動車

日産・フーガ
フーガはグロリア、セドリックの後継として誕生した高級セダン。
写真は2代目。

今回はフーガがなぜ売れないのか。
そこを個人的な見解とその他批評等から分析しよう🙂
主に2代目、現行型の事です

現行型フーガは2009年に登場。
ライバルは勿論クラウン。
この頃のクラウンはS20型クラウンが2008年~2012年までだったので、
ライバルとしてはS20型。
もしくはちょっと新しいけどS21型も入ってこよう。
フーガがモデルライフが長すぎるので、
ライバルの選定はちょっと難しい🤔

S20型クラウン13代目

S21型クラウン14代目

まず、フーガのエンジン。
2.5リッターV6と3.7リッターV6。
まずここがイカンかったと思う😕
2.5リッターは良いとしても先代では3.5リッターだったエンジンが3.7リッターに拡大したことで自動車税の税制区分ではワンクラス上の税金に。
しかも3.5リッターのハイブリッドもある。
これなら3.7リッターエンジンはいらず、3.5ハイブリッドと2.5で良かった気もするが。
どうせなら2.5リッターもハイブリッド化すれば良かったのに。
S21型クラウンでは2.5リッター直4ハイブリッドもあり、日産が逆に先行して行けたはずである。

それからこのY51型の現行フーガは発売当時のV36スカイラインに酷似するデザインとなる。
まあプラットフォームが一緒なのは理解できるものの、デザインを似通ったものにしたのはかなりの減点対象だ。

2009年型フーガ

V36スカイライン

更に言えば2012年シーマなんて殆どフーガだ(笑)

2012年シーマ

それから2009年当時はシーマは売ってなかったから実質フーガが日産のフラッグシップだったはず。
なのに先代で設定されていた4.5リッターV8エンジンの450GT的なグレードも存在せず。
アメリカでは5.6リッターV8が存在。
高級セダンなのだからそう言った特別グレードのようなのも必用だっただろう。

それから筆者はたまたま1年?1年半くらい前かな?たぶん。
横浜で仕事のために熊本から出張してた時にたまたま近くにあった日産グローバル本社に遊びに行ったことがある。

そんで、そこにはショールームと言うのか?綺麗な案内人のお姉さん達に見守られながら日産のグッズ販売店やGT-Rのイタリアンなんちゃらという1億円とかするやつに乗って写真撮るみたいなイベントを横から見てた😋

で、筆者は脇にあるレーシングカーやらを見て回り、新車のフーガとスカイラインに乗った。
乗ったと言ってもエンジンはかからず、
置物みたいな感じ。
そして乗った感想としては、フーガは確かにいい車のようだけど、その頃既にモデルチェンジしてたスカイラインの方が全然良かった😑

そしてやっぱりフーガはデザインとラグジュアリー性の少なさが問題だと思った。
ラグジュアリー性と言うかクラウンやもっと言えばセルシオ、今のレクサスLSかな?のような静か~で大人~な高級~な感じ。それがあまり見受けられない。

セドリック、グロリアの頃からそうだけども、フーガもまたスポーティセダン的な味付けだ。

そういった根本的な所がクラウンやらに負ける所だろう。
2019年の販売台数でもクラウンは年間3万台以上を売り上げるのに対して、
フーガは1400台ちょっと。
目も当てられないほど酷い有り様だ。

それに今の日産は昔の危機的な日産だった経験から売れない車種への投資あるいはチャレンジ精神みたいなものが殆ど見受けられない。

技術の日産と言ってたのは昔の話。
今では他社に随分と技術面でも差を付けられた感がある。

このままいけばフーガもマークX同様に終わりを迎える。
海外では売るかも知れんけど。

いくらセダンの市場が収縮しているからと言って、出しっぱなしにするのはパンツと靴下くらいにしておけよと言いたいよね😁

今後フーガまたは日産がどういう方向に行くのか見物だ。
でもルノーとの問題や赤字等ボロボロの日産にはやっぱりまたしてもゴーンのような改革者が必用なのかもしれない😒









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