土日に東京に行って来ました。
バッハのコンサート目当てだったけど行きに上野にぶらりと立ち寄って、Facebookでオススメされていた国立博物館の法隆寺宝物館に寄ってみた。
この宝物館、博物館の片隅にあるため今迄気がつかなかったのだけど、ゆとりがあってなんときれいな事。
照明が抑えられ、一つ一つガラスケースに飾られている3~50cmほどの仏像はまるで宝石を眺めているかのよう。
展示量もちょうど良くゆっくりと見る事が出来る。休憩するスペースもたっぷり。おまけに着いた時に運良くガイドツアーが行われていて100点満点でした。博物館に行ったら、ちょいと一足のばしてゆったりと奈良時代(飛鳥時代になるのかな?)の宝物をご覧になってみて下さい。
ちなみに博物館はカメラ×マークが無ければフラッシュなしで撮影もOKです。前に長谷川等伯の国宝松林図屏風も撮影出来、驚いた事があります。ただご覧の通り手ぶれには注意ですね。
余談ですが、最近、聖徳太子は実在しなかった説が話題になってますね。私はいなかった説に一票です。厩戸皇子も怪しい。日本書記の出来上がった頃にはすでに聖書が日本に入って来ていたと思います。モデルにした人物はいると思いますが。まあ、私の知識レベルではあてになりませんが。
今回は話が完璧に2つになります。
翌日は武蔵野市民文化センターでの藤原真理さんのバッハの無伴奏チェロ組曲全曲演奏会。
全曲演奏会というのはずっとこれはミスプリなんじゃないかと半信半疑だったのですが、これが驚くことに本当だったのですね。
全曲というのは録音でも約130分、演奏会では休息を含め3時間になってしまう。実際ほとんどの演奏家が2日に分けます。あの大男ミーシャマイスキーでさえ、無伴奏にはたった一人の重圧と緊張感で2日に分けている(と言っていた)程の内容なのに、失礼だけど年配で華奢な藤原さん、淡々と表情も変えずに見事に弾ききりました。
おまけに自分の席は4列目ど真ん中、こちらも居眠りなど出来ない。僕は5番6番が好きなのですが、5番の一曲目、前奏曲は滑らかでよく歌ってとてもすばらしい演奏。最後の6番は本来5弦の古楽器で行うべきの曲ですが、モダンチェロを扱う方々は4弦で弾く為、チェロを抱え込む様に押さえの指が弓に接触するくらい下の方の弦を弾く事になるという事が改めて分かりました。4弦ならではの必殺技ですが、少々無理も感じました。
また、アンコールには振り出しに戻って1番の前奏曲、有名すぎる曲だけど1番の調和のとれたバランスのいい内容を改めて感じたのでした。
1971年から活躍しているという事だからキャリアはもう45年という事ですか。立ち上がると心持ち足を引きずっている様でしたが気力は十分。立派。拍手です。
おまけにこのコンサート、チケット1200円だったのです。武蔵野市民文化センターにも拍手。
<国立博物館-法隆寺宝物館>
・摩耶夫人及び天人像
・竜首水瓶
バランスよく、ギリシャ、ペルシャなどの絵付けも入っていたようでこの時代にして完成度抜群。
・本館 十二神将
格好いいですねー。
・吉祥寺のハーモニカ横町
今も駅前に残っている昔ながらの横町。こういうバザール的な所は世界中どこも大好き。
武蔵野市民文化センターでのコンサート
2日間大満喫でございまいした。