■はじめに
“2023年の反省から、全国各地にふるさと納税をし、宿泊に使えるバウチャーをすでに入手しているので、2024年こそは全国各地に足を伸ばしていきたいと思います。”
こんな結びの言葉を残した2023年末のご挨拶。
これを踏まえて2024年を振り返ると、夏休みを利用して九州のケバブ店をめぐるなど、少しだけケバブマニアらしい活動ができた1年でした。
ただ、ふるさと納税でもらったバウチャーは使い方が煩雑で結局使わずじまいに終わってしまったので、今年のふるさと納税はトイレットペーパーや防災トイレになりました。
余談はさておき、毎年恒例ではありますが、私から見た範囲でのケバブ情勢、そして私自身の活動を振り返りたいと思います。
■2024年のケバブ情勢
・東京周辺
2023年に引き続き、都心のみならず郊外にもお店が拡がった1年でした。
本年もメディアの方々から数件お問い合わせを頂きましたが、必ずといってよいほど「なぜケバブがこんなに流行っているのか?」、「増えていると思うが、実際にどれだけ増えているのか?」など、増えていることを前提とした質問をされました。
そしてメディアでの取り上げ方も「ケバブとはなに?」といった、いわゆる「そもそも論」からレベルが上ってきました。「変わったお店を紹介してほしい。」、「面白い店員さんはいないか?」など、ケバブはどんな食べ物なのか視聴者側に共通認識が一定ある前提で、もう一歩先の情報を求められるようになったのです。
これらから鑑みるに、東京周辺では「都心の繁華街で食べるもの」から、ハンバーガーや立ち食いそばのように「日常の外食レパートリーの1つ」へと、より近づいた。それが2024年だったのではと思います。近い将来、欧州のように、なんでもない駅の周囲にケバブ店が何店舗もある光景が見られるようになるのかもしれません。
・全国
全国に視野を拡げると、福岡市周辺や名古屋市周辺など従来ケバブ店が存在した地域の店舗数も増えるなか、大分県や宮崎県・岩手県など、これまでケバブ店が存在しなかった地域の出店も見られるようになりました。実際に大分県、宮崎県のお店を訪れましたが、全国的に見てもかなり美味しいケバブを出されていました。
しかし、私が訪れた大分県、宮崎県のお店は残念ながら閉店となってしまうなど、定着の難しさも感じます。来年以降も出店と閉店を繰り返しながら、キッチンカーやケバブ店として、あるいは洋風居酒屋の看板メニューの1つとして、来年以降も着実に拡がりを見せていくのではないかと思います。
■私のケバブ活動
冒頭述べたように、九州のケバブ店をめぐるなど少しずつ活動を再開させているものの、頻繁にブログを更新していた数年前とは公私の状況が大きく変わったこともあり、ブロガーとしての発信はまったくできていません。退化というよりは、テレビ局の方に薦められてブログを始めた以前の状態に立ち戻ったと捉えています。
ある意味でゼロベースになった本年。自分自身の活動を見つめ直したときに、ケバブを食べること、ケバブを目的に旅をすることへの楽しさはある一方で、趣味を活動として発信することに対しては、楽しさよりも社会的責任のような義務に近い気負い方をしてしまっています。特に本年は、ケバブを含めてトルコ文化について発信することにリスクを感じる1年でもありました。
ただ、お世話になったケバブ店の皆さま、メディアの方々、家族・友人と周囲からご心配のお言葉をいただくことも多々あり、「結局どうしたらいいんだろう」と悩んでいる間に年末になってしまいました。
■本年2024年の御礼、そして2025年にむけて
本年もケバブ店の皆さまをはじめ、多くの方からのご支援、温かいお言葉をいただきました。本当にありがとうございました。
そして、9月の九州ケバブ旅行をはじめ未だに記事にできておらず、誠に申し訳ございません。2025年にむけて、公私の状況や心境、色々鑑みて、媒体はgooブログから離れるかもしれませんが、発信は続ける方向で頑張ってみたいと思います。
皆様も良いお年をお迎えください。
2024年12月31日
メルツのドネルケバブログ
筆者メルツ